アップル「Apple Card」本当のねらい
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改めてApple PayとApple Cardに係る誤解をほどく上で良記事。
以下ポイントのみ。
①Apple PayはMasterやAmexを始めとする種々のブランドをiPhone端末に入れることで決済を可能とするもので、Apple Cardは他のブランドのように端末に入れて使うことも物理的カードで使うこともあるひとつのカードブランドに過ぎない。
②Apple Payは既に150億回/年も利用されるに至っており、他ブランドであろうがApple Cardであろうが莫大な決済収益を確保している。
③とはいえ、Apple CardはiPhone端末内でカード発行が可能となるなど利便性が高く、利便性をテコにした展開が期待できる。
④蛇足ではあるが、iPhone7以降は日本のFeliCaインフラに対応するように設計されているため、海外訪問者も国設定を変えさえすれば非接触決済を享受できる。Apple PayとCardを誤解している人は確かに多そう。パートナーのGSは先行投資で赤字ですが、Appleはさらに爆発的に儲かるでしょう
"決済額のわずかな部分がアップルに手数料として入ってくる仕組み"アメリカでは、記事にある通り、クレジットカードを全員が持っている訳ではなく、50%程度と言われています。
これ以外の方が持っているのがデビットカードやプリペイドカードです。
しかし、Appleは、Apple Cardを誰にでも持たせるという訳ではなく、高価なiPhoneを買える人となるので、
対象はクレジットカードを持っている層と大きく重なってくるのではないかと思います。
しかし、アメリカのクレジットカードは航空会社のマイルを除けばポイント制度はなく、サービスを提供することで年会費を徴収しています。
もしApple Cardがこれ以上のメリットを与えられるなら、顧客がApple Cardに集まることが想定されます。
また、日本ではクレジットカードを持てる人が大多数であるため、iPhoneを持っている層とこちらも重なります。しかし、日本のクレジットカードはポイント制度があり、これが深く根差しているので、日本においてはポイントを付加できるかで顧客を集められるかどうかが決めると思います。
Apple Cardであってもメリットが無ければ、カードは作らない/使われないのは同じだと思います。