【最終話・佐々木大輔】会社の文化は「独自の言葉」で醸成される

2020/3/28
スモールビジネスを、世界の主役に。そんなミッションを掲げ、急成長を遂げているのが「クラウド会計ソフト freee」など、中小企業向けバックオフィス機能のプラットフォーム事業を展開するfreeeだ。

手作業に頼っていた経理作業の自動化という“新常識”を世の中に広め、2019年末にはマザーズ上場も果たした。Googleから転じて8年前に創業した佐々木大輔氏が語った仕事の哲学とは?(全7回)

言葉の力

あれから8年。扱うサービスは広がり、社員の数は500名を超え、2019年末には東証マザーズへの上場を果たしました。
2019年12月、上場時に東証で社員たちと
上場によって何が変わったか?と聞かれれば、実は「あまり変わっていない」というのが正直な気持ちです。
もちろん、上場前と比べると数字面を共有する相手が増えるようにはなりましたが、本質的な「カルチャー」のようなものは同じ。
カルチャーを維持できていて、「freeeで働くと、面白そうですね」とよく言ってもらえるのが僕の自慢です。
オフィスでの上場パーティー
では、そのカルチャーはどうやって醸成されていったのか。