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カーナビやネット配信用の電子地図を主軸に、地図情報を提供。住宅地図で唯一全国展開。欧州、北米、アジアに海外拠点。自動車向けITS関連や住宅地図データベースを活用したGIS関連の事業が拡大。
業種
地図製作・配信
時価総額
488 億円
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元々は、「善隣(ぜんりん)」が社名の語源。
つまり、「隣人は善、お隣さんは良い人」ということ。
もともと、地元(確か大分)のお祭りのために、協賛金を集めなくちゃ、となった創業者が、誰が払って誰が払ってないのか?それをチェックするために、近所をくまなく歩いて、表札を確認して、住宅地図を作ったのが最初のきっかけ。
だから、住宅をくまなく人が歩いて地図をつくる…が基本なんですよね。
でも、確かにスピードは課題。
あと、冬は雪に埋もれる地域とかはどうしても季節限定の「くまなく歩き」になるから、チェックや更新が遅れたり、ですね。
問いかけはもうすぐ意味のないものになると思う。
なぜなら、鮮度(更新頻度の高さ)は、精緻さ
に向かってまっしぐらに進む王道だからだ。
さらに、自動運転が社会のデフォルトになれば、
更新頻度は限りなくリアルタイムであることが
求められるようになるのは明らか。
不動産の評価を行うのに、ゼンリンの地図は今は
役に立っているが、これも登記がデジタル化され
売買や賃貸の取引データが効率的に利活用される
環境が整備されてくれば、必ずしも必要ではなくなる。
守りに入ったら負け。テクノロジーと資金力が世界を
変える局面に入った、ということがよく分かるインタビュー。
ゼンリンの地図は、毎日1000人もの調査員が一軒一軒歩いて情報を収集しています。だからこそ世界でも類をみない緻密さですが、一方でコストもかさみます。これからゼンリンはどう戦っていくのか。社長にお伺いしました。
ディスラプターは、得てして最初は正確性とか耐久性などで劣る。一方で失うものがなく、成長しているから、内部組織の意思決定サイクル含めて早さでは上回ることが多い。
地図やコンテンツにおいて、特に変化が早い場合は、更新サイクルが早いことは競争力。同じタイミングだと正確性で負けても、世の中が変化する中で更新が遅ければ、最初はあっていたものも間違いになる。
そして更新サイクルが早い=試行数が多いので、その間に根本的な正確性や網羅性も上がることが多い。
日本企業が世界で台頭する上での武器だったマエストロイズムというか質への妥協なき追求が、デジタルテクノロジーに追い越されたという現実だと感じます。
ゼンリンさんはどんな巻き返しを仕掛けていくのか?
とても興味深いです。