ユーロ圏財務相、財政支出拡大の方向で一致 ドイツが姿勢変化
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そもそも、欧州委員会もECBも、ユーロ圏経済が数年をかけて潜在成長率にゆるやかに回帰するといった見方であっただけに、今回の件で景気の下支えが必要になったことは事実です。
しかも今回の件が、外需あるいは製造業という、もともと弱っていた領域にストレスが集中しそうなことを考えると尚更にそうなります。
ただし、コンセンサス形成を優先したためか、グリーン関連が前面に出ていることには違和感もあります。グリーンはもとより超長期の時間的視野で進めるべきものであるほか、乗数はかなり小さくなります。グローバル緩和競争ですね。
最近は、中国のコロナウィルス問題の景気へのマイナス影響が注目されているが、欧州も心配。BREXIT後の英国の視界は不良だし、フランスもざわざわするばかりです。PIGS諸国が再生したとも思えない。
何よりもこれまで機関車役だった、ドイツの息切れが気になります。
日本人は、もっと欧州動静に目を向けるべきだと思います。