ECだけじゃない、アリババ金融帝国の実力
日経ビジネス
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アリババ金融コミュニティは、金融商品・機能単体はコモディティ化する流れのなか、顧客接点での付加価値創出と囲い込みに注力するため、取引流・物流データを最大限活用したCtoBでのサービス開発、そしてIT活用による小口顧客までも利潤源とする包摂戦略が現実に実を結んでいる好事例です。
また、本記事でいう第2層での金融商品・機能のオープン化を通じ、外部金融機関の金融機能リソースを目利きし、取り込むことで、自らがプラットフォームとして抑えるべき機能・付加価値に注力するというメリハリも日本の金融機関が見習うべきポイントだと思われます。
金融機関はコモディティ化する商品・機能の提供側として利潤消失圧力に晒されていますが、立ち位置をうまくプラットフォームとして、もしくはプラットフォーム側のコア機能の提供者として切り替えることにより、新たな付加価値とともに創出される利潤を享受しうると考えています(勿論、そこで求められる専門性等は新たなものであり簡単ではないのは言うまでもありませんが)。