いつの間に逆転？自民・維新はリベラル!?共産は保守なの!?
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この記事の取材に同行させていただきました！
僕の中で、
「なぜ、このようなことが起きているのか。」
「なぜ、このような調査をしようと思ったのか。」
という、2つの疑問が湧きました。
「なぜ、このようなことが起きているのか。」については選挙ドットコムの記事内で遠藤准教授の解説とともに紹介されていますので、ぜひご一読ください！
「なぜ、このような調査をしようと思ったのか。」についても遠藤准教授からお聞きすることが出来ました。事の始めは2012年の衆議院議員選挙後に早稲田大学生を対象に行った「政党観Web調査」だったとのことです。
Web調査では「5を中間、0を保守、10を革新とした際に各政党のイデオロギー位置はどこになるか」という質問を行い、またそれだけでなくアイトラッキング調査も同時に行ったそうです。
そして、そのアイトラッキング調査結果分析の時に、興味深い現象が起こったと准教授はご説明くださいました。「自民党」「共産党」について質問をした際には学生の目線は非常に迷った様子を見せたそうです。しかし、「日本維新の会」については迷わず「革新」側を選択したんです。
これが1人や2人なら無視してもよかったのですが、回答者全員が同じ行動をしたので、遠藤准教授は「偏差値が高い早稲田大学生なのになぜこんなことが……。」と思い、これを全国でも意識調査として行おうと決心なさったとのことです。
読売新聞社と協力して調査をした結果、40代以下で政党観のねじれが起きてることを発見したという流れです。なお、2019年の参議院議員選挙では同じ調査を行っていらっしゃらないそうで、「れいわ新選組」や「NHKから国民を守る党」に対する政党観は、まだ判明していないとのこでした。
しかし、政策の観点からわかっている事があるようです。それは「れいわ新選組」の支持者は「社民党」の支持者とモロかぶりをしていること。「NHKから国民を守る党」の支持者は「選択的夫婦別姓」や「同性婚」など社会的価値観の政策に絶対反対の立場をとっているとの事です。「れいわ新選組」支持者はハードコア左派、「NHKから国民を守る党」の支持者はハードコア右派ということになります。
この辺りについては、遠藤准教授がもっと詳しく論文にまとめ発表なさるとのことですので、すごく楽しみにしています。
