英、BBC受信料の廃止検討=課金制に移行、政府改革案
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BBCの受信料収入は年間4000億円を超えてる。課金でいきなりそんなに稼げるはずもなく、大幅なリストラが必要になります。日本で同じ議論が始まると、受信料を維持したいNHKの政府への萎縮が懸念されますね。
昨年12月にジョンソン首相が表明していたBBC課金制の中味がわかったというニュース。日本でもNHKもそうしろという声がすぐに起きる。ネットメディアも含めこれだけ情報源が多様化している中で、NHKは見たくないのに金を徴収されるのはおかしいという議論に説得力が増すのは確かだ。
しかし課金制に移行したら実際にどうなるのかをよ〜く考えてからにした方がいい。受信料の支払い率は昨年5月で81%。課金制になったらかなり下がるだろう。
すると各県ごとに置かれている取材体制も弱体化せざるを得ない。すると災害時の報道はかなり薄くなってしまう。ここ数年、自然災害の激甚化、多発化している中で、NHKの災害報道が弱くなるのをよしとするのか。災害が起きてからNHKの有料会員が増え課金収入が上がっても手遅れだ。弱体化した体制をすぐに戻すことはできない。
確かに課金制も選択肢の1つではあるけれど、その前にNHKの役割、公共性、適正規模、財政的な適正規模などの議論をして、地上波が現在1年前払いで月額1165円、BSが2065円という受信料をどこまで引き下げられるかを検討する方が先ではないだろうか。
またNHKも世論を真剣に受け止め、真摯に自らの存在意義を問い直すべきではないだろうか。私は、BBCの放送の品質の高さを評価しています。NHKも同様に評価しています。「公共」という空間が世界からどんどん姿を消す中、この「公共」空間は守るべきだと考えます。伝えられる記事の通りとすれば、ジョンソン首相の本性が現れたということでしょうか。BBCは闘い抜き乗り越えて欲しいです。