中国の銀行、新型肺炎関連の企業支援による不良債権増加に対応可能=人民銀
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人民銀行は既に表明しているように、今回の問題に伴う金融仲介への影響、中でも中小企業向けの貸出に対する影響が生じないように全力を尽くすことになります。
つまり、銀行に積極的な貸出を促すことになるので、当然に想定される副作用である不良債権の発生に対する懸念を、予め払拭しておく必要があります。
こうした政策対応は必要だと思いますし、記事が指摘するように、マクロ的にみれば中国の金融システムはストレスを吸収しうると思いますが、既に問題が表面化しつつある地方の中小銀行への影響はやや気になります。
さらに長い目でみれば、こうした政策対応に伴って、銀行と企業の双方で進めてきたde-leverageの取り組みが、実質的に先送りされることが一層気になります。