TDK社長に聞く、5G向け電子部品と電池の投資バランスどうしますか?
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注目のコメント
デジタル変革(DX)にはアナログ-デジタル変換器のセンサ、エネルギー変革(EX)にはエネルギー供給源としての電池や電源を提供するTDKのソリューション。
現在のCATLの母体である民生用LiPOを製造するATLと、MLCCの製造プロセスを活用した民生用小型全固体電池で、ゆくゆくは車載その他用途へ展開していき、ソフトウェアとハードウエアをつなぐDX/EX戦略といったところでしょうか。
小型電源部品としては二次電池以外にも、コンデンサや一次電池、キャパシタなどがありますが、超小型・高容量の全固体二次電池がセンサと結びついてIoTの結節デバイスとなり、インフラのような巨大構築物の中身や形態が変わっていく可能性があります。センサ+電池+チップの組み合わせがインフラの分散化を加速させるかもしれませんね。
追記
TDK(ATL)のLiPO
https://www.jp.tdk.com/tech-mag/front_line/009?page=3#section_title今のTDKの収益構造は、スマホ・ノートPC・ワイヤレスイヤホン向けの二次電池が屋台骨を支えている状況。HDD向けヘッドはシュリンク、センサ応用製品はコンベンショナル製品が自動車・産業機器市場の縮小の煽りで赤字拡大しています。そこで自動車・産機の回復という外部環境の回復を待つだけではなく、5G・自動車市場でのプレゼンスアップに力を入れる戦略は合理的でしょう。
TDKは磁気テープ、HDDヘッド、リチウムポリマー電池など主力事業の転地がうまい会社だと捉えています。技術の進歩による産業の進展は、表裏一体だが果たして消費者にとって、ホントに望まれている変化なのかどうかが、少し疑問が残る。
もちろん、市場における再構築や拡大、発展は否定しないが、それらに伴ってある意味副作用が無いのかなと考える。
5Gにおける高周波においては、電磁波における未だ人体への影響はホントに無いのか?ある意味その点は蓋をしている状況ではないだろうか?現在の文明の利器では物足りたいのだろうか?ヒトそのものの適応速度は、これらに追いつけるのだろうか?