米国の新型肺炎感染、最悪の事態を想定し準備 CDC所長
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注目のコメント
「米国人を守る対策が少なかったことで責められるより、過剰なまでの対策発動で批判された方が良い」
もはや市中感染の恐れがあり、時既に遅しの感は否めないが、日本に必要だったのはまさにこれ。
米国のこのスタンスの方が「危機管理」という観点では圧倒的に正しいように思う。正常性バイアスに囚われた危機発生時の楽観主義、自国民の生命を守るという意識の薄弱さは、第二次大戦時やそれ以前から変わらない日本の国民性なのかも知れませんね…。「米国人を守る対策が少なかったことで責められるより、過剰なまでの対策発動で批判された方が良い」とのコメントがありますが、専門家でなければ正しい対策は行えません。間違ったことをすれば経済的にも医学的にもマイナスになりかねません。
例えば、咳がある人全員にコロナウィルスの検査するとか、国民はみんなマスクをしなさいとか、検討違いの対策が取られてしまう可能性があります。正しいベクトルで過剰な対応でなければ意味がありません。
アメリカではCDC(Center for Disease Control and Prevention)という、感染症の専門集団が感染対策を仕切っています。日本ではそれにあたる組織はなく、コロナウィルスのパンデミックに対して、感染症の専門家でない人がディシジョンを下さざるをえません。
日本版CDCが必要な事態を迎えています。日本と米国の最大の違いは、この米国CDCのような感染症対策専門機関が日本には存在しないことです。日本政府はそのような機能を十分に持ち合わせておらず、CDCとの比較による日本政府への批判は「過度の期待」かもしれません。
今回の事態により「日本にもCDCを」という声が各地で出てきたことは、日本の将来に向けて健全な流れだと思います。しかし、CDCは、一朝一夕で構築できるものではなく、現在のコロナウィルスの流行に即座に対処できるわけではありません。
「所長はまた、CDCは中国に対し新型肺炎対策での支援を約6週間前に最初に申し出たが、返答が依然ないことも明らかにした。」と中国に対して仰っているので、今回の事態に対しては、不要なプライドを捨て、米国CDCに支援を求めるのも選択肢と思います。