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Kershawさん
ニシボリックサスは懐かしいですね。
ただ、ニシボリックサス採用はここで挙げられてる2代目ジェミニではなく、3代目ジェミニJT191系になります。

ニシボリックサスとは西堀さんが開発した後輪ステアリング、つまり4WS機構。
とは言え実態は後輪パラレルリンク式ストラットのジオメトリーによるトーコントロール機構になります。

パラレルリンク式ストラットは後輪に前後二本のアームで支えますが、後ろ側アームのブッシュを柔らかくしてコーナリングフォースが掛かると変形するようにしてトーアウト方向に車輪を動かす。旋回初期の後輪外側はステアリングと逆位相に動き、ヨー(自転運動)を誘発する。

ただ、アームの取付位置を前後アームで変えて、ロールが深くなるとトーイン方向になる(ステアリングと同位相)ようなジオメトリーにして、コーナリング後半はヨーを収束させてグリップを確保。安定させる。

西堀さんは簡易的な機構で当時最先端4WSである日産のスーパーハイキャスの様な初期逆位相、その後同位相を狙ったようなのですが、この形は机上論では成立しても、実際にはブッシュの変形がデカ過ぎてほとんど逆位相になってしまい、かつトーコントロール剛性が低く後輪の位置極めが甘い為、非難轟々なモノでした。

そもそも日産のスーパーハイキャスは高度なディレイ制御を入れたアクティブ制御4WSを実現しており、ソコがキモなのですが、ニシボリックサスのような簡易的な仕組みのパッシブ制御で同じ事をやろうとすると言うのはどだい厳しいと言う認識が甘かったと言わざるを得ない感じでした。
特にヒョーロンカ筋にウケが悪かった。

ちなみに、似たようなこと(パラレルリンクによる積極的な後輪トーコントロール)アルファ156でもやっており、そちらは前輪のステアリングタイロッドの取付位置を変えて、ロールが深まるとトーアウト方向に持っていき、コーナリングフォースを弱めて前後のバランスを取ってます。
まぁ、日本のヒョーロンカでアルファを貶す人はなく、この挙動は絶賛されてますがね。

あ、長文ですいません。