中高生になるとIT業界に興味を持つ女子が少なくなるのはなぜ?
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私もエンジニアです。先日世界中に支部を持つWomen Who Codeという女性のテック推進団体によるイベントで登壇した時、ロールモデルが少ない参加者は口々に言っていました。
テック業界で活躍するエンジニアも社長もメディアでは男性ばかり映しますが、女性のエンジニアや社長も増えてきています。
ただ、エンジニア女性は自分がエンジニアと言い続けないと皆気がついてくれません。
先日AIイベントでも、非エンジニア男性社長はエンジニアだから分かるよねと参加者に言われ続け(うち複数人はエンジニアじゃないですと何度も言ってるにも関わらず)、私はエンジニアというとほんと?と疑われ続けました笑
最近はテック業界で活躍する女性も増え、メディアもスポットを当てるようになりました。次はよりギークと呼ばれるサービス制作サイドにも光が当たっていけばと思います。今さら2月の記事が多く方にコメントもらっていたのに気づきました。。。
皆さまありがとうございます!
なぜ中高生になると興味が薄まるのか?
個人、家族、学校、社会というそれぞれの領域でそれぞれの問題があると言われています。
個人レベルであれば、ステレオタイプ脅威(科学や工学分野のキャリアは男性の領域と思い込み等)の内面化と自信欠如によって、「女性は文系」「女性は数学苦手」という思い込みによってパフォーマンスが下がります。
家族の場合、母親の考えは自分の能力や到達度、キャリア選択肢に関する女子生徒の考えに1番影響します。(内閣府のデータより)
国際学力調査PISAによると娘に対して理系への促しが息子に比べて20%低いといわれています。この場合、理系への促し(=科学教室に参加したり、科学番組をみたりする機会、コンピュータへのアクセスなど、STEM分野の勉学のサポート等)などが男性より低いと、進路選択へも影響を与えます。
学校でいうと、日本の中高の理数系の女性教員は3割程度(アメリカは6割程度)です。米国の調査では、理系教員の7割を女性が占める高校を卒業した女子は、理系教員の5割を女性が占める高校を卒業した女子に比べ、大学で理系科目を専攻する確率が約1.4倍になる。(数学の偏差値が約60以上の場合)
つまり、理数系の女性教員の少なさと理系にいく女子の割合には相関関係があるといえます。
社会においてはロールモデルのPRの少なさであったり、メディアでの伝え方などでステレオタイプの再生産などと問題視されています。
と、以上のように、ここで描ききれないほどの問題が絡まり合ってまして複雑です。
ですが未来は明るいです!
アメリカのコンピュータサイエンス学部の最高峰であるカーネギーメロン大学およびハーベイマッド大学でCS学部の女性比率50%達成したんです!
もともと10年前は女性比率10%でしたが、様々な取り組みを実施した結果、50%に達成したそう。
日本の学生の学力は世界トップレベルなのだから、取り組みをきちんとすることでジェンダーギャップを是正し、ひいては社会のIT人材緩和および経済の発展に貢献します。
コメントが1ヶ月遅れですが、一応ここに残しておきます!多様性の時代、このような問題の理由も一元的ではないと思います。
なので、可能性の1つとしてとしか論じませんが、自分の周りで多く聞くのは親ブロック。ITだけでなく工学系全般について、女性が高校生のときくらいに「工学部に行きたい」というと反対される親が多いそうです。