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資本主義と金融を象徴するような経済メディアのブルームバーグ。彼らが2020年1月に新しくつくったのが、気候変動を専門にした「ブルームバーグ・グリーン」です。掲載されている記事がとても面白く、目からウロコが落ちるようなストーリーが転がっています。
https://www.bloomberg.com/green

もっとも個人的に印象深かったのは、チリの寒冷地でワイン造りに挑んでいる、クレイジーなワインメーカーのDeepなレポート。世界的なワインメーカーの主人公たちが、新しい土地を探し回り、温暖化した地球の名産地を目指します。

もちろんおとぎ話ではすまず、お金のないブドウ農家は異常気象によって追い詰められ、資本をもつプレイヤーは温暖化に逆らって、南半球の土地を買って南下してゆく。ビジネスチャンス、社会問題、サイエンスが複雑に絡み合った、素晴らしいストーリーでした。

このメディアが成功するかは不明ですが、Bloombergが気候変動メディアに注力したという事実そのものが、この分野がいよいよビジネスやマネーと密接に絡むようになっている証左ではないでしょうか。創刊編集者にインタビューをしてきました。
環境問題は、データに基づかずにファッションとして消費されることが多すぎました。「ロハス」と結びついたりして、あたかもライフスタイルの一種の話であるように、メディアでプロモートされ、ビジネスの材料になってきました。エコバッグを使ったり、割り箸を使わないことがどれだけ環境問題に作用するのか、データに基づいて検証されることもなく、プロモートされてきました。環境ホルモンやオルガニック、その他諸々についても同様です。
 かといって、膨大なデータに基づいて非常に複雑な要因が無数に絡まる環境問題についていちいちデータサイエンティストや生物学、気象学、材料工学、生理学、海洋学、等々の専門家が共同で研究するのは、国家的予算のプロジェクトになります。しかし、環境問題について何か言おうとすれば、そういう作業は不可欠でしょう。
 今、東アフリカからパキスタンにかけて、サバクトビバッタが大量発生しています。これは、気候変動に元々原因があるといわれ、昨年アラビア半島周辺でサイクロンが発生したことが、バッタの大量発生を可能にしたと考えられています。ソマリア、ケニア、スーダン、タンザニア、それにイエメンあたりでは、畑が食い荒らされて食糧が圧倒的に不足するでしょう。綿花の主要生産国であるパキスタンで生産が激減すれば、原料としての綿と綿製品の価格が世界的に急騰するでしょう。結果的に、これらの地域で紛争が起こり、難民の大移動を促進するかもしれません。
 気候変動はその原因も複雑極まりませんが、引き起こす影響も、あまりにも多岐に渡り、複雑です。トランプ政権は、気候変動に関する研究予算を大幅に削ってきました。日本や、おそらくヨーロッパの政府も研究予算を増やすことは無いでしょう。こうなると、ビル・ゲイツの財団とか、ブルームバーグとかが、莫大な費用を投じて、長期的なビジネス化も見据えて、世界中のデータサイエンティストや多分野の共同研究をプロデュースしてくれることが期待されます。
気候変動を防ぐための取り組みについては興味を持っていますが、気候変動をみすえて、ワイン畑に適していなかった場所でワインを作る準備をするという発想を持っていなかったです。。

"「俺たちの(ワイン作りの実験が)どうなるかだって?少なくとも、俺が生きているうちに、このワインヤードの味を楽しむことはできないかもな」。そんな60代の男性のセリフが印象的なのは、チリの寒冷地であるロス・コンドレスにおける、ワイン作りのプロジェクトだ。"
昨年夏以降、ようやく日本でも気候変動に関する Newsが増え、企業も気候変動をビジネスリスクとして本気で意識するようになたっと実感します。
日本は、政治家、官僚、消費者の意識がグローバルに付いていけていないように思いますが、日本のグローバル企業は敏感に反応するになっていると感じます。
日本は、消費者や政治家、官僚主導ではなく、企業主導で気候変動対策が進められていくのではないかと思います。
>いまでは明らかに、すべてのニュースや物語が「気候変動」という点で結ばれていると、みなが気付くようになった
今の気候変動を含めた環境に対する考え方は偏っているように思います。
それは目線が消費者目線だからです。

消費者というものは私も含めて身勝手なものです、まず便利でないといけないということが大前提に立ち、それで環境対策もしたいと言うのです。
この両者は完全に成り立つことはできません。

電力であれば、電気代は安い方がいいと言いますが、環境のためには化石燃料の発電はいけないとか、原子力による発電も将来の禍根を残すと言います。

また、プラスチックであれば、海のためには、ストローは紙に変えるべきだとか、バイオプラスチックがいいと言ったりします。

しかし、私たちは本当に環境のことを学んでいるのでしょうか。

世の中の電力の供給を考えれば化石燃料による発電は7割にも及ぶので、化石燃料に頼ることは必須です。再生可能エネルギーは発電効率が高くなく、供給も不安定です。
必要なのは、電気の消費を抑え、再生可能エネルギーを増やしつつも、高効率な化石燃料による発電を実現することです。

プラスチックは、ストローによる海洋汚染の影響はかなり少なく、バイオプラスチックは海に流出しても実は生分解されません。そして、ストローよりもペットボトルの方が影響が大きいのです。
必要なのは、消費者がプラスチックを使わないようにすることや、リサイクルするために高機能なプラスチックを求めないことであり、それをリサイクルや焼却処分することです。

とても小難しい話であることは分かります。
しかし、私たちが身勝手に良いとこ取りをすることは問題であり、
環境を考えるためには、我慢して生きることが必要であり、その前に学ぶことが必要です。
ニッチなメディアには熱量の高いものが多い。
「偏り」のある内容が、特定の人を引き寄せる。
その様子がまた人を引き寄せ、話題になるようなところもあります。
「偏り」のある分、テーマが一時的なもので持続性がなかったり、小規模過ぎて人に届かなかったりすることもあります。
が、気候変動に関してとなれば、これからの人類にとって、向き合う真剣度は増すばかりでしょうね。
企業の成長性だけでなく、気候変動阻止への貢献度も株価に反映されるようになる。それを見越しての「Bloomberg Green」。おもしろい発想です。

中国の環境汚染は話題になりますが、実は世界で最も緑化で貢献しているのは中国なのです。その中国で緑化を早くから仕掛けているのは、Alipayを運営するアントフィナンシャル。決済・金融サービスの会社が、積極的に緑化を推進している。それが「アント・フォレスト」です。

2019年4月時点でアント・フォレストのユーザー数は5億人を超えています。スタートしたのは2016年8月。2019年9月には、国連環境計画の最優秀賞を受賞しています。

経済活動と地球環境への貢献は、切ってもきれない関係になってきているようです。
ここ数日の気候変動特集、楽しく読んでますが、感じるのは、「金の亡者だった人々が経済の成熟によって環境意識に目覚めた」というステレオタイプな捉え方でなく、要は「気候変動」も金になるビジネスになってきた、という要素が多分にあるということ。それが悪いのかと言われれば、人を動かす力として「利益」が強いのはよくも悪くも資本主義の大原則であるわけで、そういうものだと思うしむしろ良いことに感じます
不可逆な気候変動まであと11年しかないと言われている今、ブルーンバーグの様な金融人が必ず目を通すメディアが本気で取り上げるのは大きいですね。中国もインドも急ピッチでソーラーエネルギーを増やしているそうですが、日本はいまだに石炭発電も多い。専門メディアで正しい知恵を市民が身につける事は必須ですね。
かなり濃密なコンテンツ作り。ブルームバーグ社の気候変動に対する危機感と、本気度が垣間見える。複雑かつ巨大な気候変動というテーマをどこまで深く掘り下げつつ、分かりやすくメディアとして伝えることが出来るか。

「ブルームバーグは、金融情報や企業データなどを配信し、資本主義のアイコン的なメディアであり続けてきた。
そんな彼らがこれだけ「気候変動」にコミットするからには、そこに巨大なビジネスチャンスであったり、産業構造の変換が待ち受けていることは、間違いなさそうだ。」