仏ルノー10年ぶり赤字 約168億円、日産の不振響く
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ルノーの連結財務諸表を読むと、対前期比ではルノーとしての粗利率に大きな変化はなく、日産の持分法利益の1.2Bil€(約1,500億円)の減少と、税金費用の増加によって、当期利益が著しく減少していることがわかります。
FY2018で税前利益の3割強が日産の持分法利益によるものなので、日産の損益影響をもろに受ける形になります。
(単位 € Mil)
FY2019 FY2018
売上収益 55,537 57,419
売上原価 △44,665 △45,417
売上総利益 10,872 12,002
粗利率 19.5% 20.0%
営業利益 2,105 2,987
持分法損益 △190 1,540
(内、日産) 242 1,509
税前利益 1,473 4,174
法人税等 △1,454 △723
税負担率 98.7% 17.3%
当期利益 19 3,451
税前利益に占める日産 持分法損益の割合
16.4% 36.1%
ルノー FY2019 連結財務諸表
https://group.renault.com/wp-content/uploads/2020/02/groupe-renault-earning-report-2019.pdf〈追記〉
斎藤陽さんのコメントに100likeです。
〈完〉
まぁ日産の不振はモロに効きますわね。
日産の不振は最近のゴーンさん逮捕などはさほど関係なく、
単に中長期計画の結果でしょう。
この状況を見てると、ルノーが日産を支配したくなる気持ちもわかります。そのままじゃ危ういもの。
次期CEOルカ・デメオさんの采配に期待してます。(シツコイ?)