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友人の話だと、今回最高気温記録を樹立したシーモア島は、南極の最北端の場所で真夏だと天候によっては半袖で観光ができる場所だそうです。
また継続的に気温が上昇しているわけではなく、前回の最高気温は1982年の19.8度だそうですが、その後急速に寒冷化し、近年に一転して温暖化したようです。

この原因は海流の流れの変化が最も大きいとされています。
元々南極は現在のような永久氷土の地ではなく、3400万年前まで緑があふれ多くの生物がいた場所だったのですが、それが現在のようになった理由は、世界的な寒冷化に加え、南極を周回する南極環流という寒流の流れができ、恒常的に低温が定着した為だとか。

つまり南極の気温は海流に左右されてきた面が大きい為、今回のようなスポット的な気温を直ちに地球温暖化に結びつけることはできない、というのが専門家の意見なわけですね。
もっともこうした傾向が定着するようだと、気候変動の影響であることも十分考えられますから油断はできません。
本来、自然環境は同じ事が続くことこそが異常です。
たまたま20℃を超えたのでしょう。

瞬間的な出来事と長期的な出来事は分けて考えなければなりませんが、どうしても一つのことが目立つとそれが恒久的に起きているのではないかと考えたくなります。

ブラジル人研究者が指摘したように、「気候変動の傾向という点については何の意味も持たない」が正しいと思います。瞬間的な出来事に因果関係を求めるのは無駄です。
地球温暖化は・・・もはや既に後戻りできない段階になっているように思えます。

ロシアのように、温暖化がすすめばシベリア開発や不凍港が広がるというプラスになる国もあり、世界規模で温暖化対策をすすめることは極めて困難ですし・・・。

個々人にできることと言ったら、海や川の近くに住まないことや、災害の多い地域からは引っ越すことくらいでしょうか?

北海道への移住も、数年後には多くの人たちにとって現実的な話になるかもしれません。
現地時間6日に、近い観測点であるエスペランサ基地で18.3℃を記録したということが話題になったばかりですが、今度はエスペランサ基地から南に80kmほど離れたシーモア島のマランビオ基地で現地時間9日に観測されたとのことです。

ただし、マランビオの気象通報では9日の最高気温は15.5℃と通報されており、20℃を超えたのは別の観測点にある温度計の可能性もあります。

気象場は6日と似ており、アルゼンチン南部に強い高気圧があり、その周りをまわる風のため南極半島西側では広くフェーン現象が発生している場であったと想像されます。観測結果でも、気温は上がっているものの空気中の水蒸気が増えないために相対湿度が低くなっており、フェーンが発生したことをうかがわせます。

海流との関係ですが、南極を取り巻くように流れる南極環流という海流が南太平洋で少し弱まっており、平年に比べ暖かい海となっているようですが原因はよく分かりません。ただし、フェーン現象の起こる前段階から、すでに暖かい海によって平年に比べ暖かい空気ができていたとすれば、フェーンによりさらに平年よりも暖かくなることはイメージとしては理解しやすいことです。

最近になり最高気温や最低気温の極値更新が相次いでいますが、理由は大きく二つに分かれます。
・観測機器が世界中津々浦々まで広がったことで、今まで記録されていなかったものが見えるようになったから
・本当に何らかの長期的変化が発生しており、その一部を捉えたから

たいていの場合は前者に属する理由であり、安易に長期的変化と結びつけるべきではありません。ただし、少なくとも最近数千年の中で南極は最も温暖なフェーズに入っていることは氷河の分析などから指摘されていることです。
すでに南極半島の西側では、棚氷という海上に突き出た氷河の崩壊が相次いでおり、2017年には日本の一つの県に相当する大きさの棚氷に亀裂が入り、巨大な氷山となって移動し始めたことがニュースとなりました。

北大西洋が海洋の大循環を作り出すうえで大きな役割を果たしていることは知られていますが、南極半島の西側にあるウェッデル海も同様に海洋の大循環を作り出すエンジンの一つと言われています。
地球全体の気候が温暖化傾向であることは明白ですが、南極の気温についても引き続き注意深く見ていく必要があります。
連続的なデータなしに、ただ、一点でものごとを語ることの怖さがわかる記事です。記事中では「このデータだけでは意味がない」とは言っていますが、これを読む人たちは、そうは読まないでしょう。

メディアの難しいところですね…

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません