脱24時間で息吹き返したセブン加盟店、密着ルポで迫る「時短営業の意外な現実」
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脱24時間が叫ばれるコンビニ業界、では実際に時短にしたらどうなったか?
客の苦情は? 売り上げ・利益率は悪化した? それでもなお24時間営業は、コンビニの絶対の「売り」なのか?
24時間を止めたセブンイレブンのある店舗の営業風景に密着し、売上の変化まで分析したジャーナリスト北健一氏のルポです。
経営層インタビューや広報発表のみに頼った「上から目線」の取材では見えにくい、オーナーたちの生々しい奮闘と現場のリアルが浮かび上がります。自店の並びにあったローソンが閉店しました。
オーナーらしき人は不在で、ベテラン社員によるバイト教育等も頻繁に行っていたので本社直営だったのだと思います。
開店一年半での閉店だったので、家賃の更新なしでの赤字撤退だと思います。
ローカルな視点での「そのコンビニの不遇」を挙げるのは簡単ですが、
(新宿小滝橋周辺は、家賃等のデータでは下町ですが、最寄りのデパートは伊勢丹。お客様はコスト・品質両面で非常にシビアで、コンビニレベルではリピーターが付きません。)
根本的な問題は、個人店経営なのにフットワークが遅過ぎる、フランチャイズ経営そのものの、柔軟性の無さだと思います。
コンビニは、ここで本格的にビジネスをバラ売りしたらどうだろう?と思います。
雑誌コーナーとか要らないでしょ?
それにセブンイレブンにしろローソンにしろ、個人経営者に全部をセットで売り付ける(貸し付ける?)には、ブランドがもう陳腐化している。
イケてるパン屋やケーキ屋にセブン銀行のATMがあったり、イケてるマッサージ店や自動車のディーラーでセブンイレブンのアイスクリームがサービスできたり、もっと柔軟に出来ると思う。
コンビニしか経営できない個人店主だけと組むのは、そもそもリスクが高いのでは?と思います。
バラ売りであれば、本部も個人店主のオーナーも、社会の急激な変化にも対応しやすい。
なにより、病院や公共施設にも入り込みやすいと思います。
区役所本体ではない、小さな出張所とか公民館とかに、サブスクとしてコンビニ機能を貸すとか。
老朽化していてネットワークにも繋がってない図書館のコピー機とか、コンビニがはいって駆逐したらいい。
もっと言えば、コンビニ以外のチェーン店と擬似的なアライアンスを組めるかもしれない。
企業と企業の提携では障害が多くても、個人に責任を投げてるフランチャイズ上なら可能な提携もあるのかも。
例えば、宅配ピザ屋がオプションとしてコンビニ化したら化けると思う。
コンビニでは不要になりつつある雑誌コーナーも、美容室にあれば化けるかもしれない。
個別・バラ売りにすると物流は複雑化しそうだけど、それでもAmazon等の消費者の家に直で運ぶよりは全然楽たし、技術の進歩でカバーできる範囲な気がします。同じ日販で12月の利益が69万円で1月の利益が43万円かー。売れてる中身が違うから多少はそのへんがあるかもしれないなー。12月なんかは利益率のいいもの売れるしなー。
それでもやっぱり効果はあるな。駅近くだと特に終電終わったら人がほとんど来なくなるし。