インドのベビー用品向けEC企業FirstCryにソフトバンクが投資し、新たなユニコーン企業へ
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ソフトバンクのインド投資先で黒字化している企業は
私の知る限り一社も無い。
一方で、ソフトバンクはWeWorkショック後
原則投資先に3年以内の黒字を要求していると
言われている。
今回のFirstCryへの追加投資にあたり、
黒字化の見通しをたてて投資をしたはず。
ただ、ECは非常に競争が激しい分野。
どういう算段で黒字化していくつもりなのか、
非常に興味深い。
ありそうなのは、Private Brandの売上比率を増やすこと。SBの今回の投資は、今後3〜4年でインドの1人当たりGDPが3000$を超えると想定したからだと思う。
International Monetary Fund - World Economic Outlook の発表によると2020に2,338.115USDと予測されている。2019の前値2,171.643USDと比べて上昇。2024では、 インド予測:1人当たりの名目GDP、3,209.673 USDに達すると目される。
ユニチャームの法則と呼ばれるように、1人当たりGDPが3000$を超えると、紙おむつが急速に売れる。東レもそれを見越して、インドに進出済みのユニチャームやキンバリークラーク向けにPP不織布関連(自動車材料含む)で150億円を2018年に投資している。
個人的には物流ネットワークに不安がある中で、インフラ確立前にECが来るかは疑問。現状では効率的な物流網が無い中で、消費財には輸送費が重いと思う。ここが、SBが求めるような、3年以内に解消して跳ねているとは考えにくい。
この認識はインドEC大手のFlipkart(Walmart傘下)にも強く、2019年にラストワンマイル解決のため、ShadowfaxのシリーズDラウンドで3000万$出資参加している。
OYOの例を踏まえても投資した姿勢は凄いと思うが、果たして乗るかそるか。