米携帯電話2社の合併容認か 連邦地裁、米紙報道
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これから長く苦しい5G投資の道のりの中で、スプリントの最大の武器は「保有している周波数帯」の資産。T-Mobileとしてはなんとか早くこれがほしいところです。
政権の違いに加え、今回はこの「5G」向けの投資を合併なしではとても無理というところが前回と異なるポイントとなります。(裁判所の判断の基準がどうかはわかりませんが、業界としてはこれが大問題)SprintとT-Mobileの合併は古くはソフトバンクによるSprint買収時からの悲願ですが、規制当局に反対されて無くなりました。そこからSprintはマルセロ氏の元再建を果たすべく大幅な改革をした後、2018年に再度T-Mobileとの合併を表明しました。
一回目と今回が違うのは、規制当局がこだわっていた4キャリア体制を維持する為に、T-Mobileのプリペイド事業を切り離し電波ごとDishが引き継ぎました。
結果、2019年5月にFCCが7月に司法省が承認し、あとは各州の判断待ちという状態でした。発表から2年越しでやっと見えてきたということですね。
なお、この合併によってソフトバンクの新会社に対する持ち分は27.4%まで下がっていますので、子会社からは外れています。Sprintのビジネス系への営業が凄いです。AT&TやVerizonから移ると、月々の料金が半分ぐらいになり、新しいiPhoneがもらえて、データもUnlimitedです。Sprintの問題はCell Towerの数が少ないので電波がよくない事ですが、Tモバイルと合わせると数が増えるので、ましになるかも知れません。とにかく、料金が下がれば消費者にとってプラスです。なぜ今まで合併が問題になっていたのかよくわかりませんが、トライする価値はあると思います。