日本酒、国内参入の壁高く 大手反発で規制緩和限定的に
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日本酒業界の保守的というか閉鎖的な習慣は本当に問題だと思う。日本で最も歴史のあるお酒だからこそ長期間既得権益の恩恵にあずかり、今でもそれを必死に守ろうとしている人達が多い。もちろん私が知っている蔵元でそういう考えではない立派な経営者も多くいるのも事実。既得権益を守ろうとすることが市場を長期間縮小させている原因だというのに気が付かないのだろうか。政治家もそういう業界団体の意見だけではなく、消費者が喜ぶ公正公平な制度に改める正しい価値観を持ってほしいと切に思う。今の制度のままだと日本酒は他の酒類にどんどんとってかわられることは間違いない。それは日本酒好きの私としても本当に残念でならない。以下記事の中で時に問題だと思ったところを抜粋。
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2020年度の税制改正大綱に、輸出に限って日本酒製造への新規参入を認める制度改正が盛り込まれた。日本酒への参入では事実上、戦後初めての規制緩和となる。だが、新規参入者が造る日本酒は国内では販売できない。旧大蔵省の天下りを受け入れている業界団体が既存事業者の保護を強く訴え、中途半端な規制緩和にとどまった。
政府が規制緩和の方針を業界に伝えたのは19年夏。大手は反発した。
「競争相手が増えるのは困る」。12月までに国税庁が非公開で開いた日本酒の戦略検討会では、大手酒造からあけすけな発言が出た。日本酒の出荷量は1973年のピークに比べて3割程度の年49万キロリットルに縮んだ。特に60代以上の経営者ほど抵抗が強かった。
「ビール大手が日本酒に参入したら価格が崩れる」。中央会の篠原成行会長はこう語る。
一橋大学の都留康特任教授は「クラフトビールは醸造所が競い、市場が活気づいた」と話す。例えば、トランプ政権は、製薬業界の反対を押し切って、ジェネティックドラッグの緩和や、なぜか処方箋がアメリカより安いカナダからの薬の個人輸入などを許可する規制、病院での料金の透明化なども取り進めています。これができるのは、しがらみがないからです。トランプ大統領自身、お金もあるし、次の仕事を探す必要もないし、子供の面倒を誰かにみてもらう必要もないし、忖度も不要なので、大体に改革ができます。特に製薬業界はロビー活動も積極的ですが、選挙公約の製薬・医療改革をこれから実行に移します。オバマ政権もブッシュ政権も絶対にできなかった事です。
>だが、新規参入者が造る日本酒は国内では販売できない。
アホらし。
>「競争相手が増えるのは困る」
大手酒蔵でホントにこんなこと言ってる経営者いるの?どこのアホ蔵やねん。
>「醸し人九平次」を醸造する萬乗醸造(名古屋市)の久野九平治社長は「新規参入を閉ざす業界は未来も閉ざされてしまう」と語る。
その通り。さすが抜群に美味いお酒を醸す「久平次」。
自信もあるのでしょう。
新規参入によってシェアを奪われる様なマズい酒を醸している酒蔵は淘汰されるべき。
最近は大手酒蔵のお酒もホントに美味しくなってきています。資金力を背景に最新の設備を投入して美味しい酒を醸す。
(例:キンミヤ焼酎も造ってる三重・宮崎本店の「宮の雪」の純米酒・純米吟醸酒はかなりの実力。ちょっと前まで美味くない日本酒造ってる会社だった)
企業努力もせずに「競争相手が増えるのは困る」とか言ってる酒蔵があるのかと思うとガッカリ。