働き方改革で中間管理職が「しわ寄せ残業」に苦しむ根本的理由
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経営者が表面的なことしか見ていないから。
残業がつく社員を帰らせて、残業がつかない中間管理職が補えば、業務改善することなく残業時間を削減できます。
こんなことをしている企業は、明確な戦略も意思決定もなく、「売上を伸ばせ」と無理強いをしたりします。
経営者が、現場に「残業時間を減らせ」と言って、押し付けているだけでは、本質的な改革はできませんね。小生がビジネスデザインで携わっているクライアントでも、
たいてい利益が出せてない会社の根本は上層部の考え方と仕組みと不勉強によるものがほとんどです。
前例踏襲型で行われている無駄な会議。
ITを使いこなさない高齢経営層と管理職。
SlackでもLINEでもいいのにすぐ会話せずメールでやりとり。
権限が委譲されず印鑑巡礼待ちの稟議書制度。
人の時間を奪っている感覚を持たない時間管理。
しわ寄せ残業とか言う前に、この辺から見直しましょう。業務を上司などに再分配するにではなく、まずは不要な作業を減らすことから始めるべきです。上司はそういったメスを率先して入れるべきです。
後は、早く帰ることが目的ではなく生産性を上げることが目標なので、実は空いた時間をどう使うかの方が大事です。
