妻の介護のため、総合商社を辞めるべきか 突然の危機でも冷静に対応する方法
PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
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介護生活における家族のポジションを「介護というプロジェクトのマネージャー」として捉える視点はビジネスパーソンにはわかりやすく、家族介護者でもそのような研究をされている方がいます。
実は統計的にはごく少数ですが、介護というプロジェクトの全体像を形作るケアプランの作成は本人や家族が行っても良いことになっており、優れたマネジメント力がある方々にとっては介護生活を一つのプロジェクトとして捉えることは介護と仕事の両立という文脈においては良いことかもしれません。
ただ、プロジェクトの目標が単に仕事を続ける為に面倒な介護を介護屋に押し付ける、ということではうまく行きません。そもそもプロジェクトメンバー専門教育を(一応)受けて、公費によって、制度の仕組みで動くプロたちなので、その前提を理解しなければ目標達成には至らないでしょう。
介護保険利用が現役世代のハウツーとなることは悪いことではありませんが、制度設計との矛盾のしわ寄せが介護従事者や要介護者本人に及ぶリスクがあります。