【裙本理人】ロシアの雪山で学んだ、「カイゼン」の本質

2020/2/13

商社マンの「語学勉強法」

ここまで、自分なりに経営者として考えてきたことを、お話しさせていただきました。
実は、僕が「ミニマル」や効率を重要視するようになったきっかけは、住友商事時代に経験したロシアでの駐在経験にあります。
新入社員で入社してから3年目の夏、僕はロシアのサンクトペテルブルクに派遣されました。
最初の約1年は、サンクトペテルブルク大学でロシア語の勉強。駐在員は会社から家が用意されますが、語学研修生は携帯電話や家の契約も全て自前で、何もない状態からのスタートです。
言葉も何もわからない。文字も読めないところからのスタートです。毎日、辞書片手にタクシーや地下鉄を乗り継ぎながら、少しずつロシアでの生活に慣れていきました。
新しい語学を学ぶ上で、最も効率が良いと感じたのが、毎日、日常生活での文章を5つずつ覚えることです。