【裙本理人】僕は28歳の時、「成功」をこう定義した
2020/2/9
2019年に上場した企業の中で、ものすごい勢いで評価を高めているバイオベンチャーがある。再生医療関連事業を展開する、セルソースだ。
ベンチャーキャピタルから出資を受けず、創業1年目から黒字。収益化に苦しむバイオベンチャーの中では、異例の存在だ。
徹底して「ミニマル」にこだわり、無駄にオフィスなどにはお金を使わないし、自己満足にしかならない、意味のない仕事はしない。
その哲学は、一般的なキラキラしたスタートアップへの、アンチテーゼのようにも聞こえる。果たしてセルソースとは何者か。創業者、裙本理人の素顔に迫る。(全7話)
ベンチャーキャピタルから出資を受けず、創業1年目から黒字。収益化に苦しむバイオベンチャーの中では、異例の存在だ。
徹底して「ミニマル」にこだわり、無駄にオフィスなどにはお金を使わないし、自己満足にしかならない、意味のない仕事はしない。
その哲学は、一般的なキラキラしたスタートアップへの、アンチテーゼのようにも聞こえる。果たしてセルソースとは何者か。創業者、裙本理人の素顔に迫る。(全7話)
こんにちは。セルソースの共同創業者、裙本理人(つまもとまさと)です。2015年に創業した僕たちの会社は、再生医療関連事業を展開するバイオベンチャーです。
昨年、創業3年11カ月で東京証券取引所マザーズ市場に上場し、今年で5年目。再生医療やバイオというワードを聞くと、どこか少し難しいと感じるかもしれませんが、僕らの思想は極めてシンプルです。
徹底して「ミニマル」にこだわる──。
僕たちは、ベンチャーキャピタルから資金調達をせず、初年度から最終黒字を達成しています。
時価総額にしてまだ250億円程度の規模の会社ですが、将来的には企業価値が1兆円を超えてもおかしくはないと、本気で思っています。
セルソースとは一体何者なのか。どんなビジネスをしているのか。そして、なぜ文系の僕が、バイオベンチャーを創業したのか。
これから1週間、僕の話にお付き合いください。