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デブリ問題は色々と誤解されていると思う。

①今現在、すでに宇宙がゴミだらけで宇宙船を飛ばせない段階なのではない。でもこのまま放置すれば危険なので、今、行動する必要がある。
②宇宙ゴミのせいで地球から月や火星に行ったり、地球に帰ってきたりするのが不可能になるのではない。むしろ低軌道に留まる宇宙ステーションなどが最も危険になる
③喫緊にやるべきことは、回収技術よりも、法的拘束力のあるルール作り。

全ての衛星保有者に、燃料を使い果たして制御不能となる前のデオービット(軌道離脱)を義務付ける。もしそれが不可能な場合は相当額の罰金(衛星のコストの30%とか)を課す。デオービットは技術的に全く難しいことではありません。もともとスラスタがある人工衛星なら、燃料を使い切る前にスラスタを噴けばいいだけ。小型衛星もマイクロスラスタなどあります。基本的に、デブリは技術の問題ではなく、ルールの問題なのです。地球のゴミと同じです。ややこしいのは国際的協調が必要なこと。日本だけ罰金付きルールを作ったら、日本の会社は人工衛星を持つのをやめてアメリカ支社に移管しますね。環境問題と同じ。つまりは古典的な「コモンズの悲劇」です。

アストロスケールが先頭に立っているデブリ回収技術。無意味なのでは全くありません。ただ、「回収」は技術的ハードルもコストも非常に高く、それのみに頼ってデブリ問題を解決することは合理的ではありません。ルール作りが対策の本丸、回収技術は二の丸です。万が一、何かのトラブルで衛星がでオービット不可能になった場合、保有者は罰金を払うか回収業者にお金を払って回収してもらうかの選択になります。罰金が十分に高ければ、回収が高コストでもペイします。ですから、ルール作りは、デブリ回収をビジネスとして成立させる要件でもあります。
デブリがこれだけ問題になっているのに解決のためのルール作りが進まないのは宇宙空間が軍によって開発されてきたという経緯があるから。民間の利用と軍事利用が共存する空間をどう制御するか、という問題が今後の課題。
まさに小野さんのコメントのとおり。デブリ回収技術の会社とかのポジショントークに騙されてはいけない。
地球上でさえも、様々な国が同じ方向でごみ問題に対処しようという枠組みができたばかりの状況(G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組など)。ついに宇宙にも目が向けられてきました。

ごみに対する問題意識が高まると、以下のようなルールが作られて対処が求められることが多く、宇宙ごみにもこれのどれかが適用されてくると思います。

●生産者: 発生抑制、回収処理、回収処理料金を負担
●消費者、サービス利用者: 分別排出、回収拠点への持参、回収処理料金を負担
●ごみ発生地域: 回収処理、技術支援、普及啓発

スペースデブリを回収する技術は確立されていない(開発中)なので、まずは発生抑制から取り掛かるしかない。このために、宇宙産業は「スペースデブリを出さない製品製造と利用」が率先して求められてきそうです。

また、回収技術が確立された後は、だれが回収し処理を行うのかがまず決めるべきこととなるため、早急に国際的なルールメイキングが求められます。
衛星ビジネスの活況で、今後10年で打ち上げられる人工衛星は数万にのぼるのだそう。デブリの対策、交通管制のルールづくりなどを進めないと安全に安定的に運用するという衛星ビジネスの根幹が脅かされる恐れあり、と。
スペースデブリ問題は、確かに軽視はできないのですが、その分かり易さからか、過剰に危機を煽っている感もあります。例えば、この記事の写真ですが、地球に対してこのサイズの白いドットがプカプカ浮いているわけではありません。デブリ除去ビジネスもよく見ますが、ビジネスモデルの成り立ちが分かりません。除去方式の研究はユニークな物が多いのですが。
宇宙ゴミ。日本を取り巻く小惑星のよう。2008年の1インシデントで宇宙ゴミがそれまでの10%増する破壊力。ゴミを回収するのか、ゴミを出さないのか、あると思うけど、宇宙は、圧倒的に無秩序・無規制だと思うので、ゴミを出さないための国際的に強制力のある規制が必要では?
国際的なルールがまだ未整備な中で技術競争を民間に行わせて、その後規制強化。既得権益化した民間が政治に強く介入するという構造が今から見えてしまう。

安全保障の問題含めて、後から参入するのは相当難しそうで、もうドアが閉まりそう。