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【理解】だから「汚職」は無くならない

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    汚職をする人というのは、一族郎党や地元に提供する資金を確保しようとする人です。ほとんどの場合、何も自分がぜいたくをしたいわけではなく、自分の親族や出身地、部族、同じ宗教の宗派、といった人々の生活をできるだけよくするために、あの手この手で資金を確保します。
     それでは、汚職をする人は一族や出身地や部族や宗教を思いやる良い人かというと、それは違います。国民に広く行き渡るべき富を、自分に近い人々にだけ提供しようとするのが汚職です。汚職をする人は、周りの人々からは、思いやりのあるいい人、立派な人と本気で言われる場合も多いです。それ以外の人々から見ると、国民全体の富を奪う泥棒です。長い目で見れば、民族間や宗教間の対立の原因をつくっていることにもなります。
     汚職をする人にとっては、自分の民族や宗教が第一で、国民全体などというものは実質成立しておらず、二の次三の次なのです。そういう国は、世界でも大多数です。鎌倉時代と同じで、つまり実質的には封建制です。パキスタンでもフィリピンでも、国会議員や知事というのは封建領主が看板を掛け変えただけのものである場合が多いです。
     汚職の財源は、世界的には、土地(公有地の払い下げなど)か、そうでなければ天然資源である場合が多いでしょう。そういう意味で、世界で最も汚職が行われている国はサウディアラビアと思いますが、絶対王政の国だと、何ら違法ではなくなります。
     汚職はこの記事でいう信号を守るかどうかと同じで、上が汚職をする国では、(自分だけ信号を守って時間をロスするなど無駄だ)となります。誰もが信号を無視するようになると、信号は機能しなくなります。警察官や村役場、電気代の支払い、学校の入学など、事あるごとにワイロを要求するようになり、近代国家は機能しなくなり、近代的システムは経済発展にも生活向上にも役に立たなくなります。
     汚職が無くなるには、社会が抜本的に変わるしかないでしょう。東京のサラリーマンは、地元代議士に生活の諸問題の解決を期待したりしません。出身県や宗教団体に依存して生活する人も少ないです。汚職が無くなるということは、個人が経済的に自立すること、地縁や血縁、宗教から決別するのと同義です。


  • 米国カリフォルニア州弁護士(専門:移民法)

    発展途上国では汚職が問題ですが、アメリカも含めて先進国では汚職は殆ど皆無だと思います。日本では旧式の汚職があるようですが、その点では発展途上かも知れません。汚職がなくならないのは、権力者が変わらないからです。入れ替えないと腐っていきます。そのための選挙で、特に重要な事はアメリカのような保守の二大政党制が必要です。国民がいきなり社会主義にはならないので、保守でも選択が必要です。そうやって入れ替える事によって浄化されます。

    アメリカの今のトレンドは、反エスタブリッシュメントです。この問題の根底にあるのは、「合法」な既得権益です。バイデン元副大統領の息子のハンター氏が、何も専門知識もなく、ウクライナのエネルギー会社に役員として雇用され、年間1億円もの報酬を得ていたのですが、タイミングがバイデン氏が副大統領中で、ウクライナ政策を担当していた時期と重なっており、その時にアメリカは同時多額の支援をウクライナにしていたわけです。

    違法ではないですが、常識的に怪しいわけです。トランプ政権前から、メディアでも取り上げられてましたが、オバマ大統領も民主党の他のリーダーも黙認してきたわけです。しかもそんな人が、平気で大統領候補に立候補するわけです。何事もなかったように。

    民主党のトップが何も言わずに黙認していたのは、おそらく、自分達も何らか利益を得ているか、将来的にその機会があるからだと思います。こうゆうグループをエスタブリッシュメントと呼び、ポピュリストのトランプ大統領もその真逆の社会民主主義のバーニーサンダース氏も批判しているわけです。イデオロギーがカバーになってますが、実際は既得権益です。その意味でトランプ政権やその支持者らは、同じ共和党のブッシュ政権も批判しています。

    以下、イデオロギー的な分類について以下でコメントしました。

    https://newspicks.com/news/4611849/?utm_medium=urlshare&utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid952336&utm_source=newspicks


  • QQEnglish 代表取締役

    私のいるフィリピンも汚職が酷い国で有名です。
    汚職をしている人間はワイロをもらうのが当たり前だと思っていますし、払うほうもはじめから想定しています。
    しかし、ドゥタルテ大統領になってから変わりました。
    先ず、そして、公務員や警察官の給料を上げてワイロをもらわなくても生活できるようにしました。そして汚職を徹底的に取り締まったのです。
    完全になくなったとは言いませんが、だいぶ良くなりました。
    強いリーダーがいれば汚職はなくせます。


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