【解説】「太陽光ビジネス」は、実は儲かっている
NewsPicks編集部
406Picks
コメント
注目のコメント
業界の者として、ポジティブなタイトルの記事は大歓迎なのですが。。。
さすがにこれは知らない方にあまりに誤解を与えると思いますので少し解説します。
「主業」と「従業」と分けていますが、これは全く別の企業群です。
FIT開始により、今まで単なる二束三文の土地が急に収益を産めるようになりました。
元々所有していた土地に付けるのはもちろん、土地を買って付ける方も多かったです。これは個人、法人問わずで、法人は工場の屋根なども活用しました。
これらは太陽光事業というより発電事業と言ったほうがわかりやすいと思います。
「従業」と括られているのはこの方達の事で、この人達は当然ながら本業が別にあります。それらの業績を一括にして太陽光関連儲かってるねと言ってしまうとおそらく知らない方が読んで感じた印象とは全く違うと思うのです。
「主業」が私達のような太陽光の製造・販売・設置・保守などを生業としてる企業のことで、この中には発電事業もしてる企業もあれば、私達のようにしていない企業もあります。
要は、小学校の体育で1度やっただけの野球までカウントして、野球人口は実は増え続けてると言ってるような感じでしょうか。ものすごいざっくりとした分析ですね。
例えば、完成施設のアセットオーナーとそれ以外の事業者を一括りに捉えているのは分析としてどうなんでしょう・・・。
そもそも「発電事業」を営むアセットオーナーになれている時点で事業者として儲かるのは当たり前です。しかも、FIT期間は20年間なので、儲かる発電事業者のの数は累積でどんどん積み上がります。
これを全体の母数に入れて、増収企業の割合が増えていると言っても、「まあ、そうだよね」としか・・・。