中国経済、春節明けも休止 新型肺炎で生産再開延期
日本経済新聞
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コメント
注目のコメント
KakuさんやKing HIDIEさんのコメントに感謝。
生産活動を一旦止めるというのはとても大変。在庫・調達への影響も多いし、平準化ができないと様々な調整やそれに伴うコストも発生する。そして生産現場がそのように不安定になっていくと、日々の消費活動への影響も供給面でも働いている方々という観点でも影響は出てくる。
コロナウィルス自体のインバウンド停止といった直接的影響より、それに伴う生産・消費へのシステミックリスクの方が影響としては大きくなっていくと思う。それがどこまで大きくなっていくかという点でのニュースフローや、経済指標およびそれへの反応、各国の政策などを注視したい。問題はこれがどこまで続くか。ピークは恐らく春頃だろうといわれることが多いように感じるので、だとすると今後数ヵ月にわたってサプライチェーンが分断される恐れがあるということ。世界全体が自国優先、ブロック化の兆しがあるなかで、更にその流れに繋がりそうな感じもします
一番影響を受けているは半導体、IT産業です。元々武漢はDRAMの生産拠点であり、多くの電子部品の生産拠点は武漢にあります。武漢から西に500キロに離れている重慶は半導体を始め、IT産業の集積地です。重慶は既に武漢の次ほど新型肺炎感染者が多い都市になっており、そこの生産開始も恐らく厳しいです。後は武漢から約300キロ離れる河南省はiPhoneを始め、スマートフォンの組み立て工場がたくさん立ち並ぶ場所です。武漢から近いこともあり、既に交通が麻痺な状態なので、生産への影響は避けられないです。