【上田佳美】グーグルやディズニーが取り入れた未来の幼児教育

2020/2/16
「世界で最も優れた幼児教育の実践法」と米ニューズウイーク誌で絶賛されたレッジョ・エミリア・アプローチ。その教育法は、モンテッソーリ・メソッドと同じくイタリアから生まれた。

仲間と共同でプロジェクトに取り組むことで、創造力、自ら考える力、コミュニケーション能力が育まれるレッジョ・アプローチは、教育関係者のみならず世界のトップリーダーたちから注目され、グーグルやディズニー社の社内幼稚園にも取り入れられているという。世界のトップたちは、なぜレッジョ・アプローチが未来を担う子どもたちに与えるべき教育だと考えたのか。

日本の独創的なコンテンツをハリウッドへ発信する仕事に携わってきた上田佳美氏は、「これこそ、これからの子どもたちに必要な力が育つ!」と衝撃を受け、レッジョ・アプローチを取り入れた「Kodomo Edu International School」を日本で立ち上げた。その教育法と哲学を語る。(全7回)
グーグル、ディズニーも認める
レッジョ・エミリア・アプローチ(以下レッジョ・アプローチ)は、日本ではアートを中心とした幼児教育と思われていますが、そんな小さな枠にとらわれたものではありません。
ニューズウイーク誌で「幼児教育の実践法として世界でも優れたものの一つ」と絶賛されたのは1991年。それでも、当時はまだシンギュラリティやAIという話は出てこなかった時代です。
上田佳美(うえだ・よしみ)/Kodomo Edu International School 創設者
東京都出身。慶應義塾大学商学部在学中、ワシントン大学に留学。2005年卒業後、コンテンツ系企業に就職し、デジタルマーケティングや企画・運営に携わる。07年ウォルト・ディズニー・ジャパンに転職し、モバイルコンテンツ・プロデューサーとして活躍。その後も日本コンテンツのハリウッド映画化事業を行う会社などで経験を積む中、16年レッジョ・エミリアのアプローチを知り衝撃を受け、サマースクールなどを開催。19年東京・中目黒にKodomo Edu International Schoolを創設する。
しかし、今までの教育ではダメだということがなんとなく分かってきて、そこで時代の流れにマッチしていると思われたのでしょう。
そこから一気に世界で注目を集めるようになりましたが、日本で知られ始めたのは2010年ごろでしょうか。
近年では、グーグルやディズニーの米国本社内にある企業内幼稚園にも、レッジョ・アプローチが取り入れられているほどその教育は認められています。
世界でもトップレベルのイノベーティブでクリエイティブな仕事を生み出しているそうした会社が、子どもたちの教育にレッジョ・アプローチを選んだことこそ、今の子どもたちに必要とされる教育であり、魅力溢れるものだということを証明しているのだと思います。