【尾原和啓】人生を自由にする「必須教科」を学べ

2020/2/1
「アルゴリズム」という言葉を知っているだろうか。
語源は数学者のアル・フワーリズミー(9世紀)にあるとされ、問題の答えを得るための、計算手続きや計算手順のことを意味する。
そしてグーグル、フェイスブック、YouTubeといった巨大なデジタルプラットフォームも、それぞれが独自のアルゴリズムによって、その世界の「住人」が暮らすルールを定めている。
何が優先され、誰が重要で、どのような価値観を軸にするのか。
約5年前から国境をまたいで仕事を続けている尾原和啓氏は、こうした強力なアルゴリズムの登場を自覚し、それと上手に付き合う生き方を提唱する。
『アルゴリズム・フェアネス』(KADOKAWA)を上梓したばかりの尾原氏に、NewsPicks編集部がインタビューした。
尾原和啓(おばら・かずひろ)/1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、サイバード、オプト、グーグル、楽天(執行役員)で経営企画などに従事。経済産業省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザーなどを歴任。著書・共著に『アフターデジタル』『ディープテック』(ともに日経BP)など多数。(写真:干川 修)
フェイスブックの「国民」に