[東京 31日 ロイター] - 任天堂<7974.T>の古川俊太郎社長は31日、都内で開いた経営説明会で、2020年に家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の新型は発売しないと述べた。今夏にも新型発売との観測が一部メディアなどで出ていたが、これを否定した。

携帯型の「スイッチライト」と合わせた合計販売台数が昨年末で約4800万台となったと説明。年末商戦は、ハードとソフトともに前年を上回ったとし「依然として成長軌道に乗っている」(古川社長)という。

同社は30日、販売台数の通期計画を1800万台から1950万台に上方修正した。スイッチの販売台数は19年の10―12月に前年同期比で減少したが、古川社長は31日の説明会で「(スイッチは)思っていた以上に高い勢いを維持したままだ。スイッチライトが上積みで売れた」と述べた。

(平田紀之)