【図解】ゼロから理解する「サラリーマン増税」の仕組み

2020/2/2
2019年は「老後資金2,000万円不足」問題が炎上した一方で、10月には消費税が8%から10%へ増税されるという大イベントもあった。
2020年も、お金関連のイベントや制度変更、法律改正が盛りだくさんだ。
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中でも、サラリーマン・会社員やパート・アルバイトなどの給与所得者が支払う所得税の仕組みが、すでに1月から変わっている。
所得税は、給与から天引きされる、最も身近な税金の1つだろう。
その所得税を計算するための「給与所得控除」が見直され、特に、年収850万円以上の人には増税となっている。「サラリーマン増税」とも呼ばれているゆえんだ。
今回の見直しは、年収850万円以下の人も関係ないわけではない。影響が出ないようにされたものの、見直しは全体に及んでいる。
今回の「給与所得控除」を、楽天証券経済研究所のファンドアナリスト、篠田尚子氏の解説とともに、所得税の仕組みから「サラリーマン増税」を根本から理解しよう。
NewsPicks編集部では、1月16日から新連載「The Numbers」を始めています。

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あなたの所得税はこう変わる
2020年1月からすでに始まった「給与所得控除」の見直しを、しっかり理解するために、まず、会社員が払う所得税の計算方法について、おさらいしましょう。
所得税とは、給与収入そのものではなく、「課税所得」に税率を掛け合わせて算出されています。下の図を見てください。