ユニゾ争奪は延長戦へ、メインバンクみずほが「味方できない」可能性も
コメント
注目のコメント
一つ言えることは、この話が延長戦に持ち込まれるのは、何かがおかしいからだということ。
もともとは、ユニゾがその資産を十分に活用出来ていない(経営陣の能力不足か努力不足)と気づいたファンドがTOBを仕掛けた訳で、それに当事者が正面から向き合って対応が行われていたら、それで沙汰止みになるべき事案だったはず。
それがそうならずに、ホワイトナイトを引っ張り出し、しかもそれを取り替えるなどのなりふり構わない「戦術」を繰り出してきたユニゾは、気がつけばフォートレスから巨額の短期債務を負ってしまっている。短期的な金融「戦術」としては天晴れだが、中長期視点の企業経営「戦略」としてはうまいやり方ではないと思う。
だからこの争いはなかなか決着しないし、有力ファンド参戦の後追いで短期的利益を求める投資家が群がって来るアグリーな状況は変わらない。
TOBを仕掛けるファンドからしても、推移を見てきた金融市場の参加者からしても、この会社の課題は、単なる資産の有効活用の巧拙というよりも、現経営陣の振る舞いにある(つまり、これを入れ替えれば株主に説明可能で外からみても透明でスッキリした経営が行われるはず)という見方に変わってきたような気もする。みずほの姿勢もそれに左右されるはず。
関係者は、その潮目の変化に気付いた方がよい。経営陣の音痴による初動ミスは、怖いですね。
これは、完全にボタンの掛け違えの悪循環。
旧勧銀系なので、みずほ銀行が当初はバックでサポートしていたと思われますが、もう無理でしょう。
経営陣の総入れ替えくらいしないと収まらない最近では稀な稚拙な展開です。
サラリーマン的発想の延長で上場企業の経営陣は出来ないと、知らしめたディールですね。
これ、どこで収束するんだろう?