【テスラ決算】10年連続赤字でも、株価が「最高更新」の理由

2020/1/31
電気自動車(EV)メーカーの米テスラが、現地時間の1月29日、2019年の通期決算を発表した。
1月22日に時価総額で米ゼネラルモーターズ(GM)とフォードの合計を上回ったのに続き、1月23日には、年間1000万台以上を売り上げる独フォルクスワーゲンをも上回る時価総額11兆5000億円に到達した。
販売台数では遠く及ばないものの、時価総額ベースではトヨタ自動車に次ぐ「世界2位の自動車メーカー」となった。
テスラの業績は、2019年第3四半期に続き、第4四半期も黒字を確保したものの、通期では一度も黒字を達成したことがない。2019年通期決算も赤字で「上場以来10年連続赤字」だったものの、マーケットは決算内容を評価した。
なぜ、テスラはマーケットから評価されているのか。決算内容を「4つの数字」に分けてアップデートする。
INDEX
2四半期連続で黒字達成中
株価は2019年の安値から3.19倍
2020年の販売目標は50万台
「モデル3」依存から多角化できるか