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いちごアセットは、DDの過程で、Appleによる継続調達と支援を確認していると報道されています。企業は、キャッシュが続く限りは継続できるので、極限まで固定費を削れば当面は生き残れると見ます。その間にどこまでOLED対応が出来るのかですが、今のところは液晶とOLEDには各々長所と短所があるので、液晶を極めるという選択肢も考えていいのではないか。
小型ディスプレイ製造会社の経営の難しさは投資を継続的にし続けないと最新のトレンドに乗り遅れてしまうことだ。
数年に1回、必ず数百億円から1000億円の投資が必要になる。マザーガラスの大型化の波はいったんは止まっているが、今は業界的にはOLEDシフトが進んでいる。JDIはOLEDの量産キャパシティを持っておらず、投資してくれる人待ちになっている。そうこうしているうちに、SDC、LGD、BOEが大量に投資を進めてきたので、供給可能量にも大きく差がついている。

また、JDIの場合はまだ明日にでも閉じたほうがよい工程もいくつかあり、そうした古い前工程の工場とその人員をどう扱うか、どう製造工場変更を顧客に認めさせるか、という難しい問題も横たわる。進んでこなかったリストラをさらに推し進めなければ黒字化も成長も難しく、単にマネードレインな会社ということになってしまう。
もうJDIは諦めた方が良い気がします。

2012年に日の丸液晶の国策企業として設立され、その後、官民含めて数千億円の資金が投入されても、JDIは復活していないのです。

国内の産業として液晶が大切なのは分かります。
しかし、その一方、巨大なゾンビ企業となっているのも事実です。
ハイテクなんだけどコモディティ。
いちごアセットの先見の明に期待です。
2012年にソニー、東芝、日立製作所の中小型ディスプレイ事業を統合し設立。中小型パネルでは世界トップシェア。Appleが主要顧客。LTPS(低温ポリシリコン)液晶ディスプレイが強み。車載用や反射型、高精細ノートPC向け等、ノンモバイル分野における販売活動を強化。中国、台湾、フィリピンに海外製造拠点。
時価総額
854 億円

業績

既存ストックの有効活用など不動産流動化事業を軸にJ-REITの運用も手掛ける。クリーンエネルギー事業推進のため、太陽光発電だけでなく風力発電も手掛ける。新規事業の1つとして、「不動テック」活用を掲げ、KDDIとともに、AIを活用した不動産サービスを展開するイタンジと資本業務提携。
時価総額
2,118 億円

業績