やはり世界は「国際金融資本」が操っていた
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なぜここまで米ドルが世界の外為取引は「ドル1強」なのでしょうか。
それは、第二次世界大戦の終わり頃に新しい国際通貨制度が作られることになり、そこで決められたのが、米国が米ドルと金の交換を保証する金ドル本位制(ブレトン・ウッズ体制)でした。
そこから米ドルが世界中の貿易の決済に使われる世界の基軸通貨としての役割を担うようになったのですね。
しかし、米国が財政や貿易赤字の拡大によって大量の金が海外に流出してしまい、もはや米ドルと金の交換を保証できなくなったため、当時(1971年)のニクソン大統領が米ドルと金の交換を停止したのです(ニクソン・ショック)。
米ドルは金との交換ができなくなり、通常であれば、この時点でドル価値は暴落するはずですが、なぜか価値が保たれました。
それは、この時、ニクソン大統領が国務長官のキッシンジャーをサウジアラビアに派遣し、米国がサウジアラビアを守る代わりに、サウジアラビアの石油取引をすべて米ドル建て取引にすることと、米国債を購入することを約束させたのです。
※ちなみに、ヘンリー・キッシンジャーは、メディアを通じて米国内外に多大な影響力を持つネオコンのフロント組織であるCSIS(米戦略国際問題研究所)の理事を務めた経験もある人物で、国際金融資本はCSICのスポンサーです。
その後、他のOPEC諸国も石油の米ドル建て取引を採用し、米ドルでないと石油を買えない(ペトロダラー)というシステムが出来上がりました。
石油を必要とする国は米ドルを入手せざる負えず、また米ドルを得るためには、アメリカに商品を輸出して米ドルを手に入れる必要があったわけです。
こうしてアメリカは、米ドルを印刷するだけで世界中の商品を手に入れられるようになり、これまで世界中に米ドルがばら撒かれてきているのです。
なお、このようなことができるのも、強大な軍事力があってのことですね。
その後も、アメリカは中東の石油を必要としていたので、強大な軍事力をバックに世界の警察官としての役割を演じ、中東諸国も米ドルでしか石油を売らなかったわけです。
続…