セブン&アイ、AI発注 セブン一部店舗2500品目で
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注目のコメント
同じネタの別ソースでもコメントしましたが、「POSデータは過去しか映さない」から、「人間による仮説を持った発注と実行、その後のPOSを使った検証のサイクル」がセブン-イレブンをここまでの企業に育て上げた鈴木イズムの根幹。例えば新商品の売り方や、近所の小学校の運動会みたいなイベントを考えて発注できるのは人間だけ、という考え方です。
7&iが「AI発注」というのはこの文脈から隔世の感というか感慨深いです。
とはいえ「AI発注」といっても対象が比較的難易度の低いカテゴリーの在庫補充のような領域(以前からアルゴリズムベースで一般的で自動発注と呼ばれるもの)なのか、それ以上のものを目指すのかで意味合いは全く変わってきますね。これは凄い。1100店舗でのテストとなるとこれが最終テスト。
ただ、AI と言っても、AIにすれば売上が上がり、廃棄が下がると言うものではたぶんない。いかにAIが優秀でも、導入当初は欠品や廃棄が多くなると思います。その辺りにめげずに、AI発注をやり続ければ、精度は上がるはずです。あとはお菓子やカップラーメンなどで出る売れない商品の発注がどうなるのかも気になるところ。面白そうですね。
何にせよ、発注やらなくていいなら、それはそれで楽ですよね。やや寂しい感じはしますが。セブンイレブンのAI発注、非常に気になります。
特に、例として書かれていたカップ麺。
とても改廃の多そうな、かつ個々で大きさも少しづつ異なる棚ですが、初週に品切れさせないために「初速をどのくらいで見込むか」、次の新商品に取られて売れ行きの落ちも早いので不良在庫にさせないように「もう一回取るか」など、どのようにAIに判断させていくのか、とても興味があります。
実際、どのように「学習」していくのでしょう?
イベントの特異日など「これは特別な日だったんだよ」「通常としては学習しなくていいよ」「逆に来年のこの週末は同じようになるだろうから覚えておいて」など、AIとやり取りできれば、もっと深い発注の相棒になり得るかもしれませんね。
セブンイレブンのAI発注、どこかで特集記事を組んでくれないでしょうか。