【教養】任天堂、ナムコ、セガ。週末に学ぶ「ゲーム産業史」

2020/2/1
本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、毎週土曜日に話題のビジネス本の要約をお届けする「10分読書」。短時間で本の中身を学ぶことができ、現代のビジネスパーソンにぴったりの内容になっている。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。
日本のアミューズメント産業の創始者とされているのは、1928年に日本娯楽機製作所(現:ニチゴ)を創業した遠藤嘉一である。
彼は世界初の屋上遊園地「スポーツランド」の敷設事業を請け負った。このスポーツランドこそ、のちのゲームセンターにつながる日本のアミューズメント施設の原点である。
しかし、日中戦争から第2次世界大戦に至る国家総動員体制の下で、遠藤たち遊戯施設の事業者たちは、ぜいたく品規制によって事実上の営業停止に追い込まれた。
そして戦後、アメリカに占領された日本は、それまでとは質・量ともに比較にならない規模でアメリカ文化の受け入れを余儀なくされた。
その流れの中で、現在のゲーム業界も形作られていった。

日本のゲーム界は「ユダヤ人」が創った

1965年になると、現存最古参のアーケードゲーム企業セガ・エンタープライゼス(現:セガゲームス)社が誕生。