【解説】約3割が赤字。町のクリニックや歯医者が危ない

2020/1/30
医療機関(病院、診療所、歯科医院)の倒産が、過去10年で最多となった。
帝国データバンクによると、2019年は45件(前年40件)の倒産が発生。負債額は223億7100万円(同140億3000万円)だった。
倒産件数は2年連続の増加。負債額も2010年以降で3番目に多い数字だ。
他業種の一般企業と比べると、景気に左右されることが少ない医療機関。診療報酬の請求先が国であるため、未回収金が発生する心配もない。
それなのになぜ、このような苦境に立たされているのだろうか。

「診療所と歯医者」が倒産の8割