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IS「イスラエル攻撃を」 新たな声明で警告

時事ドットコム
【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)は27日、インターネット上で声明を出し、「カリフ国家の兵士らの視線はエルサレムへ注がれている」と主張してイスラエルへの攻撃を警告した。AFP通信が伝えた。 声明は「今後数日の間に、これまでの恐怖を忘れるような危害を目の当たりにするだろう」と予告。昨年10月に死亡したバグダディ容疑者の後継で新たに最高指導者となった「アブイブラヒム・ハシミ氏」の呼び...
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バグダディ殺害後のISの方針転換と言うことなのだろう。これまではカリフ制国家を設立することがISの主たる目的だったが、それがイスラエルを中東から排除するという方向に転換した。イスラエルとの関係改善が進むサウジなどに対立する可能性を秘め、またイスラエルの敵であるイランとISが同じ側に立つことになるので、今後の中東情勢の構図が少し変わってきそうな気がする。ちょうどネタニヤフ首相やガンツ「青と白」党首がワシントンでトランプ大統領と会っているタイミングでの発表なので、アメリカに対する敵意も示しているのかもしれない。とりあえず現段階ではこうした声明だけでは今後の展開を予測することは出来ないが、少なくとも今後ISが中東和平の流れの中での変数として現れたと言うことは言えるだろう。
トランプ大統領による中東和平についての「世紀の取引」の発表が28日火曜日の米国時間正午、日本時間水曜日の午前2時に予定されています。。パレスティナ人の政府についての新方針が示される見込みです。。従来の二国家共存案ではなく、何らかの主権を持たない地区がパレスティナ人に与えられる可能性が高いです。
 これに対して、パレスティナ人のハマースやファタハなどは激しく反対すると考えられます。イスラーム国だけではなく、イラン系の組織のヒズブッラーやイスラミック・ジハードなども、イスラエル攻撃の準備をしています。イスラエル=パレスティナが新たな戦場となると見込んでいる組織は多いです。
 イスラーム国の場合、世界各地で勢力を増やしたいのですが、そのためには何よりもまず、
1)まともな政府による統治が行われていない地域
が必要で、
2)兵器が民間に流通していて入手しやすいこと
3)傘下に組み込める反体制武装勢力がいること
(ターリバーンなどは大き過ぎて勢力に組み込めないので対象外)
 もあることが望ましいです。そのため、これまではシリア、イラク、リビアなどが主な進出先でした。イラクはともかく、シリアではこの条件が失われつつあり、今はアフリカの特に西部が最も条件がそろっています。
 イスラエルは、パレスティナ人もハマースとファタハという大手の組織が固めていて、1)と3)の点でフランチャイズの成功が見込めませんでした。しかし、反イスラエル世論が高まることは確実であり、ハマースやファタハは、組織の壊滅を恐れてイスラエルとの戦闘は避けると考えられます。ここに、イスラーム国がパレスティナ人の不満分子を掻き集めてフランチャイズ化できる可能性があります。
世界が新型コロナウイルスで混乱し始めている状況で、ISが息を吹き返そうとしているのでしょうか。

また、この虚を敢えて狙っての発表でしょうか。

今年は、イランの問題が年初に起こり、次いで、新型コロナウイルスが起こり、年初から暗くなる話ばかりです。
オリンピック・パラリンピックを契機に世の中の流れが変わらないかと思います。
経済面においても、国際情勢急変リスクへの警戒度を、さらに高める必要がありそう
良く知っている研究者が夫婦でエルサレムに住んでいるので心配。