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イタリアンレストラン「サイゼリヤ」ほか外食チェーンを展開。素材から店舗までの製造直販システムによる低価格での商品提供が強み。中国中心にアジア地域へも展開。
業種
カジュアルレストラン
時価総額
2,697 億円
業績
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主観的ですが、サイゼリヤは他の低価格帯のお店と比べて、美味しいと思います。この値段でこのクオリティが提供できるのはなぜなのだろう、と気になったところから企画がスタートしました。
サイゼリヤの今後の課題は、利益の向上です。固定費が高く、スケールメリットを前提としたビジネスモデルなので、ここは譲れません。
人口減少には歯止めがかかりませんし、サイゼリヤの客層として多いファミリー層も減っていきます。
ですから、堀埜社長が新業態のファーストフードに積極的なのも頷けます。イトーヨーカドーを凌駕したセブンイレブンのように、サイゼリヤを超越する怪物を生み出せるのか。堀埜社長の手腕に注目です。
調べてみると、超大玉のレタスも開発し、福島県や宮城県に280haの自社農場があるようですね。
代表の出身が農学部であるというところも影響しているような気がします。
外食グループの自社農場は私も経験がありますが、なかなか現場がキツくなりがちです。
どんな農業をしているのかとても気になりますが、あまり情報が出ていないのでヒミツも多いのかもしれませんね。
追記
と思って調べてみたら、1970年代の創業当時、イタリアンをスタートさせるにあたり
ルッコラなど日本で手に入らない食材が多かったため、自社農場は悲願の末、1990年代初頭に
イタリアの風土に近い福島県白河地方にターゲットを定めて農地取得を交渉したが失敗、2000年代初頭に現社長に引き継ぐタイミングで開設しているということでした。
ますます気になります。
同社HPより。
https://www.saizeriya.co.jp/corporate/effort/taste/oil.html
1.大量仕入れ
2.川上から川下までSPA化
自社でトマトの品種改良もする
経営者としてビジョン、ミッションが興味あり、ビジョンが人々を豊かにするということで、選択肢の多さを上げています。その上で価格を上げるなら私が社長を辞めるとき、と価格を維持することに確固たる意志があることが伺えます。
①タイトルがミラノ風ドリアなのに、ミラノ風ドリアについてはほぼ語られない不思議
記事をディスっているわけではありません。私は月に2度ほどサイゼリヤに行きますが、ミラノ風ドリアを食べることはほぼありません。でもミラノ風ドリアが300円を切っているのは多分大事なことで、「サイゼリヤは低価格をしっかり維持します」というメッセージなように思います。象徴として頑張っていらつしゃるという認識。
もちろん高校生の頃はミラノ風ドリアばかり食べていましたし、今でも学生にとっては非常に助かるメニューだと思います。
ミラノ風ドリアは美味しいですが、同等かそれ以上に美味しいメニューが沢山あるのも事実。
でも、看板メニューであり象徴なんですよね。
②もの凄いコスト削減対策に脱帽
トマトの品種改良まで行ってコストを下げる努力をされているとは。凄いなと感じました。すべてを自前でというのは、リスクもつきまとうと思う。
だからサイゼリヤの野菜は美味しいのだなと、改めて認識しました。
③ >「新業態」の壁
これ、常々思っているのですが、サイゼリヤ価格で「夜飲みに行けるお店」を作ったらどうでしょう。
私はサイゼリヤで飲むのが大好きで、よく仲間とも行きます。でも、第一印象が「え、サイゼで飲むんですか」です。
いわく、
・学生が行く店だと思っている
・飲みに行くお店として選択肢にあがらない
・店内が明るすぎて、イマイチ
とのことで、理解はできる。
そこで
・店内はうっすら暗めの落ち着いて飲める雰囲気
・サイゼリヤクオリティの価格と味
の様なお店をだすと、かなりウケると思っているのですが、いかがでしょうか。
思いっきり食べて飲んで、お会計1人3000円。
(いまのサイゼリヤだと、思いっきり食べて飲んで2000円ですw)
ぜひ、ご検討よろしくお願い致します。
ちょっと前に、5年ぶりくらいにサイゼリヤに行きましたが、キャッシュレス決済になにも対応してませんでした。
それは、使いやすさに手数料を払うよりは、以下を守ってるのでしょうね。
『とにかく安い市場を作って、客単価を落として、できるだけ多くの人に本場のイタリア料理を楽しんでもらう。それこそがサイゼリヤの使命です。』
なぜあの価格でやっていけるのか、知りたい。
理由があれば、驚くほど安くても安心して行けます。
すでに、経営哲学を感じるファミリーレストランですが。
「 一気通貫でやっていると、どうすれば安くなるか、何がコストを上げているのかが、全て見えます」
「うちは、工場や牧場などを持っている。製造直販モデルは、他の外食企業と比べると固定維持費が高いという弱点がある。
ですから、規模の拡大やスループット(時間あたりの処理能力)の向上は、常に課題です」
「さらにいうと、キャッシュフローもマイナスなんです。逆ザヤが出るんですよ、うちって」
「人々に「豊かさ」を提供することが、チェーンストアの使命だと思っています」
世の中にあまたある「価格が安すぎる」商品やサービスに、ボクは警戒感や時には「搾取」を垣間見て絶望感を抱いたりするのですが、このインタビューを見る限り、「徹底した経営努力」が伝わってきます。
サイゼリヤ内の様々な職種め働く人々が、どんなマインドセットなのか、ぜひ知りたいところです。
高校生の時(16年前)からお世話になってまして、今は兄家族(子供4人)の御用達。
この間久しぶりに行ったら、トマトソースが品切れでピザが注文できず、姪っ子はめちゃくちゃしょげていました(笑)
サイゼリヤの今後が楽しみ。