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悲しいけれど、とても的を得た解説ですね。

「結局、日本人はアジアをバカにしていたんだと思います。だからこそ、アジアの国々が自分たちにキャッチアップするとは思ってもみなかった。昔も今も、日本人は欧米(白人)にコンプレックスを持ち、それを「自分たちがアジアで一番」という自尊心で埋め合わせてきた。」

今から15年ぐらい前、まだ日本が今より少し経済力があって、他のアジア諸国は今よりずっと経済的には未開発だった時期のことです。アジア数カ国のCSRの状況を調査する機会がありました。その時に感じたことを思い出しました。

日本の企業人は「アジア諸国は遅れている。技術力もない。経済力もない。」と言い、言外に馬鹿にしているところがありました。けれど、その頃から各国の企業リーダーは、日本よりずっと先を見ていました。世界がどうなるのか、これからのビジネスのルールはどうなるのか。そして自分たちはどういう課題に力を入れるべきかをしっかり理解していたのです。

周りがどんどん成長していくことに気が付かず、あるいはその成長ぶりを認めようとせず、今だ自分たちの方が「優れている」と根拠なく信じる日本の企業人。こうなるのは当然ですが、最近は哀れにすら感じます。
今は「高かった日本が安い」で売れていますがこれは日本ブランドのキャッシュアウトです。ある日「日本は安い国」と思われた瞬間に無価値になります。それを防ぐためには過去の遺産である文化を海外に適切に発信するのが手っ取り早いでしょう。

その際、相手にも一瞬で価値がわかる、相手先で広めやすい、尊敬につながる文化を出すのが大事です。
音楽だったらオペラに通じるものが良いので日本歌曲、そのほかにも、実は華道や和刺繍、調理法は実はシンプルな日本料理といった、あちらでもみんながすぐにできて、明らかに芸術性高いとユニバーサルに思ってもらえて、特長的で日本発信だと分かり続けるものが良いはずです。

言葉にある程度依存してしまい、良さが西洋のロジックではすぐには分からず、エスニックさではウケるけれど尊敬はされにくく、海外ではすぐにできない歌舞伎
楽器がないし楽譜が特殊で外国人がすぐにはできない雅楽やお琴や三味線といった日本音楽
道具がないからできない日本画や茶道
これらは実は後回しだと思います。日本に来た時に体験して感じてもらいたい。

舞台芸術だったらシンプルで、型でかたり、ストーリーにはあまり意味がない(感情を観ることに主眼がある)能はもっと海外に出したら良いのになとも思います。すぐに外国人にやってはもらえなさそうだけど、特徴的な動きなど学びたいと思わせる要素も多いし。その動きにはクラシックバレエのように意味がありますので伝えやすいですし。
岩倉具視が能をオペラに対抗出来る芸術と見抜いたのはさすがだといつも思う次第です。
最後にイギリスのEU離脱について述べられていますが、先進国がナショナリズムへ進む理由はそうなのかもしれないと思いました。

9年前は日本は高いから韓国に旅行するというシンガポーリアンの声をよく聞きましたが、今では正月などのホリデーシーズンには日本人よりも日本に行っている印象です。
日本には豊かな文化があり「安い」。平成の30年は、没落したのではなく、その方向に進化したととらえ、戦略化するのがいい。豊かなアジアのみなさんに来てもらい、発掘してもらい、買ってもらう。
なんで日本人(の一部の人たち)は自国のことを卑下するのが好きなんだろう
フシギ〜
安くて価値があるから訪日外国人観光客が増えているので、安さをネガティブ片面で語るのはミスリードですが、日本がアジアの中でITが遅れた貧乏な国になってしまった事実を日本人は知るべきとは思います。日本国内で慎ましく生きていくなら安全で良い国かもしれませんが、そうやって少しずつ国力が衰えていくのでしょう。
今は、香港やシンガポール、上海や北京の女性たちが、「日本は物価が安い」といって1泊2日、2泊3日で東京にやってきて買い物しているという。

日本はインバウンド需要に沸いているが、訪日客が増える一番の理由は日本の物価が安いから。おもてなしは大して関係ないという。

これが、いつの間にかアジアの経済成長から脱落してしまったという思いにつながり、日本でもポピュリズムの台頭などが起きなければいいのですが。
事実ですね。でも日本再興はまだやれる。日本がもっといい国になれば嬉しいです。