[ワシントン 26日 ロイター] - 2020年米大統領選で、野党・民主党の候補者選びが実質的にスタートするアイオワ州党員集会まで約1週間となるなか、各種世論調査では、サンダース上院議員とバイデン前副大統領が僅差で支持率の首位を競う構図が示された。

アイオワ州党員集会は2月3日に開かれ、続いてニューハンプシャー州で予備選が予定されている。

米CNNとニューハンプシャー大学が共同で実施した世論調査によると、ニューハンプシャー州の有権者の間ではサンダース氏が支持率25%で首位に立ち、2位はバイデン氏の16%だった。

米CBSによる別の世論調査では、アイオワ州の有権者の支持率では、サンダース氏とバイデン氏がそれぞれ26%、25%とほぼ拮抗した。これに続いたのはインディアナ州サウスベンド前市長のブティジェッジ氏で22%だった。

一方、全米レベルではバイデン氏が依然、支持率でトップを走っており、サンダース氏とともに他の候補者らとの差を拡大していることが26日公表の米紙ワシントン・ポストと米ABCの共同調査で明らかになった。

同調査でバイデン氏の支持率は32%、サンダース氏は23%となった一方、3位のウォーレン上院議員は12%、ブルームバーグ前ニューヨーク市長は8%にとどまった。

今月のこれまでの調査と同様、サンダース氏が勢いを増していることが、今回の調査でも示された。