【図解】ネトフリ、テスラ、新型肺炎。先週の「重要ニュース」5選
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先週のトピックスで決済がらみは、メルカリのオリガミ買収ですね。激烈なマーケティング競争に疲弊したオリガミが、翼をたたむ結果になりました。
メルカリはフリマの出品者を増やすことが課題ですが、信金ネットワークによって、地域のユニークな産品の出展が期待できる。
決済では、今後メルカリが拡大する後払いや融資の資金調達先として、信金ネットワークが使えます。モバイルペイは、多様化しそうです。株式市場をにぎわすニュースもあるので、その観点から。
①Teslaの株価
Teslaや自動車業界だけを見るとディスラプトする・される側に定性要因をくっつけがち。その可能性も否定しないものの、そもそもグローバルに伝統的産業の株価が伸び悩んで、新興産業の株価が大きく伸びている(ファクターとしてバリューが死んでいる)。
一方で、ビジョンファンドなど含めて、新興産業への過剰期待についてもほころびも見えつつあるようにも感じる。ただITバブルの頃ほどトップ銘柄が割高な状態になっているわけではない。
②コロナウィルス
SARSが香港を中心に世界的に席巻したのは2003年2月くらいから。ただその前からのITバブルからの後遺症でずっと相場は下がっていて、下記で2003年3月くらいからの株価推移をみても、最後のダメ押しの-5%強くらいという印象。
当時との違いは、経済が発展してはるかに移動が活発になっていること。移動を前提とした消費・物流活動が一気に止まる可能性。SARSは世界で約8000人が感染、約800人が亡くなった。一方で、今回のコロナウィルスは、中国当局発表で既に2000人が感染、約50人が亡くなっている(医学の専門家ではない素人考えだが、足元の広がりを考えるとSARSは超えるのではないかと思う)。亡くなる人数としてもっと大きいものは天災などで少なくないが、恐怖は消費活動に大きな影響を与えかねない。リスクシナリオだが、分からないときはそれをいったん織り込みがち。
https://on.wsj.com/2U2aH8T