「女には無理」から「やりたいならやれ」へ。漁師の世界に女性活躍の場をつくる挑戦

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注目のコメント

• 長谷川 琢也

  Re:gion Picker / Yahoo! JAPAN SDGs 編集長 / FISHERMAN JAPAN Co-Founder

  ・2020年01月25日

  女性漁師というテーマには地域性も色々あっておもしろい。最近ちらほらと漁師になりたいという女性に会ったり（実際フィッシャーマン・ジャパンの担い手育成事業でも一人受け入れている）、女性を雇いたいという漁師にも各地で会う。一方で「取材スタッフでも女性は絶対に船に乗せない」という地域もある。
  
  この記事は三重県で様々なチャレンジをしているゲイト社の取り組みの一つ。
  社長の五月女さんは以前から沿岸漁業が持続可能になるために、網の工夫で人数を減らしたり、効率をあげたり、それこそ女性もあげられるような省力化も可能だとおっしゃっていて、本当にそれを実践し始めたと聞いたときは驚いた。
  実際に取材に行ってみたら、小さい定置網で量こそ少ないけど様々な魚を女性だけで水揚げしているのを見て、本当にまだまだ定置網の可能性はあるなと思った。
  何よりもその女性たちがとてもいきいきと仕事をしていて、こんなに楽しい仕事を地元でやれて幸せだ、と素敵な笑顔で語ってくれたのが印象的だった。
  
  この取り組みにはさらにチャレンジが含まれている。
  いわゆる地域の未利用魚の活用、魚を消費地へどう届けるかという物流の問題、そしてよそ者企業が地元漁業とカニバらずに事業をしていく工夫、などなど。必見です。