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幾つかポイントを挙げる。

・シャープは液晶TVの国内シェアを高く保ってきた。しかし記事にもある通りシェアは大きく後退し始めている。なんと2019年はソニーとのパナソニックの後塵を拝しているという。

・世界的に見てもシャープには大したシェアが無い。トップ5にも無い。トップ3はちなみにサムスン、LG、TCL。大きく差が開いて4位か5位にソニーが入ってくる程度。

・鴻海による救済後に中国で大型TVを売りまくろうとして天虎計画と称してガンガン安売りを仕掛けたところ逆にブランドを毀損した。
・北米はハイセンスにブランドを供与していたものを取り戻し再進出を図っている。しかしブランドではサムスンやLG、ソニーとの開きは大きい。
・シャープは液晶テレビでは世界を席巻した時代もあった。今でも自社の液晶パネルでテレビを生産している。堺にあるG10では8K TVなども作れる。CESでも世界最大の8KTVを展示していた。

・しかし、一方で有機EL TVはパネルをシャープは自社で作れない。世界を見渡してもテレビ向けの大型有機ELパネルの量産に成功しているのはLGディスプレイだけだ。小型では世界シェア90%くらいあるサムスンでさえも大型有機ELパネルの量産は2021年以降の見通しだ。

・各社ともプレミアムラインナップでは差別化したいために有機ELパネルをLGから調達してTVを組み立てている。シャープにとっての競合であるソニーもパナソニックもLGから買っている。

・有機EL TVはまだ価格下落が液晶テレビほど激しくない。国内でのシェア死守、ブランド競争を考えたときに有機EL TVは必要だとの判断なのではないだろうか。

・日本だけを見てると見誤るが、世界ではまだまだTVが売れてる。2億台以上毎年売れている。大きな画面でコンテンツみたい人は世界中にいる。
2010年ごろの家電エコポイントによって薄型テレビの販売台数がスパイクしましたが、オリンピックをきっかけに更新が進みそう。
しかしこの時の売れ筋は30-44V型であり、今売れているのはエコポイントのピークよりも前に高額だった大型LCD TVを買った人ではないかと。

FYI p10
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/sho_energy/television_receiver/pdf/001_02_00.pdf
シャープの戦略は、液晶の次は液晶(8K)なんだろうか。
有機ELテレビに参入したとして、「液晶のシャープ」のブランドは維持出来るのかな。
有機ELテレビで間をつないで、いざ8K液晶を本格的に売るとなった時に、8KのOLEDとQLEDに対して、価格やスペックで優位に立てるのか気になる。
電気通信機器・電気機器、電子応用機器、電子部品等の製造販売を行う総合電機メーカー。2016年に債務超過からの経営再建のため鴻海精密工業傘下に。
時価総額
5,404 億円

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