[ミラノ 24日 ロイター] - イタリア競争当局は24日、米フェイスブックが利用者データの不適切な取り扱いに関する是正措置に従わなかったとして、新たな罰金を科す手続きに入ったと発表した。

当局は2018年11月、フェイスブックが商業的理由でデータを収集し使用することについてユーザーに適切に通知しなかったと判断。同社に対して500万ユーロ(550万ドル)の罰金を科したほか、イタリア版のホームページやアプリ、国内利用者のフェイスブックページに規約修正に関する声明を掲載するよう要請した。

当局はこの日、追加で最大500万ユーロの罰金を科す可能性があると明らかにした。

フェイスブックの広報担当は、今回の判断について検討していると指摘。同社は昨年、収益化について一段と明確に示すため、利用規約を含め変更を加えたと述べた。