[ドバイ/モスクワ 24日 ロイター] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなどの主要産油国を加えた「OPECプラス」が3月上旬に開催する会合では、追加減産を含むあらゆる選択肢が検討されるとの見方を示した。サウジのテレビ局アルアラビーヤが報じた。

ただアブドルアジズ氏は「1月と2月の残高を確認していないため、市場が追加減産を必要としてるかは現時点で判断できない」とした。

またOPECプラスの3月会合では、市場の現状を検討した上で、追加減産が必要かどうかを「客観的に決定する」と指摘。OPECプラスの目的は季節的な在庫積み増しの規模縮小であり、今年上半期に実行されると語った。

一方、ロシアのタス通信は24日、関係者の話として、OPECが市場の下げ基調継続を理由に年末までの減産延長を協議していると報じた。ただ、協議はまだ初期段階にあるという。

OPECプラスの会合は3月5─6日、閣僚監視委員会は3月4日にともにウィーンで開催される。

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