中国人観光客、送還へ=武漢からの464人―フィリピン
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注目のコメント
他ニュースサイトでは日本でも禁止して然るべき、というコメントが主流ですが、それも考えものです。
あくまで私見にはなります。
確かにウイルスは目に見えず、「怖いもの」であるのは確かです。しかし現状として、国家保安・国民衛生上の「重大な危機」になるレベルにこのウイルスはないのも現状です。
本ウイルスが中国国内でヒトーヒト感染し、死亡例が出ているのも事実ですが、死亡したのはほぼ元の状態が良くない高齢者であり、健康成人が罹患して死亡するような病原性は現時点ではないと考えられています。
防疫体制を整えられる先進国として、国際的に専門家が見て問題ない内容の防疫をする必要があり、それは「無差別の入国禁止」ではありません。それは一歩間違えれば差別であり、人権侵害にもなりかねないセンシティブな問題です。
空港での防疫体制は普段より遥かに厳重にする必要がありますし、有症状者は適切な隔離・管理が必要でしょう。しかし、無条件で送り返すのはやり過ぎです。
中国国内における諸問題もあり、中国の検疫が信頼できない、という意見も理解できますが、日本は日本として、WHOの勧告などに従いつつ、適切な対策を講じるのが今すべきことではないでしょうか。
「病気かもしれないから」で無闇に差別してはなりません。性質こそ違いますが、ハンセン氏病など、疾患による不適切な差別は多くの悲しい歴史を生んでいるのは今一度振り返るべき内容です。コロナウイルスは潜伏期間が長そうですし、医療機関が充実しているとは思えないフィリピンのリゾート地ならば、武漢市から入国しようとしている中国人の入国を拒否するのは致し方ないかと思います。
ちなみに、その国への入国を認めるかどうかは、その国の入国管理局が権限を持っているはず。ピザを適正に取っていても、ビザなし渡航可能な国からの人でも、入国管理局が拒否したら、連れてきた航空会社は、連れて帰る義務があったはずです。ドゥテルテ大統領率いる独裁国家と日本との相違がありますね。
日本はアジアの先進国として脱亜入欧以来地位を築いてきたので、その地位に見合う国でなければならず、強制送還は(人民元欲しさもあるにしろ)、人権上できにくいことだろうと考えます。