「無印のブランド力」が低下したこれだけの理由

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「良品計画に求められることは、ブランドイメージの原点を見つめ、その魅力を磨いて高めること」とこの記事にはあるが、その磨き方が重要だ。

価格を下げることは私個人はそんなに問題ではないと思う。特に海外ではまだまだ高い。

それよりも、やはりブランドの磨き方が大切。
今までの延長線上の「磨き方」では限界がある。
もっと非連続な新しい取り組みが求められる。
本気でブランドを見つめ直せば、今までのモノの作り方ではダメでしょう。

大量生産、大量消費に乗っかって大きくなってきたことは否めない。これを全部やめる必要はないが、D2Cや、本気の環境配慮型商品の開発なども同時に進めることで、真の客単価向上を目指す取り組みがもっとあって良い。

まだまだ挽回は可能。
今までのMUJIの印象を良い意味で覆す非連続な取り組みが出てくる事を期待してます。
無印良品のブランドイメージは日本国内と海外では全く違います。この文章からすると海外でのブランド力が低下したと読み取れます。日本国内では低価格高品質のイメージですが、海外では高価格高品質ですので、そこから少し値段を下げたことが、高級なものを使っていると思っていたい層にとって不満となったのでしょう。日本国内と同じイメージに切り替えるよりも海外は海外でのブランドイメージが重要なのかも知れません。

韓国でも最近はかなり知名度が広まりましたが、釜山に住み始めた頃の2013年も店舗内はガラガラで、値段は日本の2〜3倍もあるため高級日本ブランドとして認知されているので、富裕層のためのブランドになっています。
無印のブランド力って多分国によって大きな格差があります。無印が中国で大きく支持され、稼いでいる事はよく知られていますが、欧米や西南アジア地区では第3四半期の時点でまだ営業赤字。記事には、マレーシアのお客様に質が高い事で支持されていると書かれていますが、マレーシア は東南アジアでシンガポールに次いで裕福な国。1人あたりGDPはザックリとタイの倍、インドネシアの3倍です。それだけ見ても、無印のブランド力は国によって格差があるだろう事は想像がつきます。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/7453/ir_material_for_fiscal_ym/75033/00.pdf

下が無印の海外店舗数になりますが、店舗数だけでブランド力を判断するなら、中国、香港、台湾、シンガポール、韓国あたりはそれなりにブランド力がある地域と言えますが、それ以外はまだまだブランドを確立している最中とも言えます。それにしてもこんなに多くの国に進出している事に驚き、27の国と地域って事かな?進出国だけ見ればユニクロより多分多そう。色々叩かれる事はありますが、日本が誇るオバケブランドである事は変わりないですね。ホントすごい。

以下海外店舗数

中国 256店舗、香港 20店舗、台湾 48店舗、韓国 34店舗
イギリス 11店舗、フランス 7店舗、イタリア 8店舗、ドイツ 7店舗、スペイン 5店舗、ポルトガル 1店舗、アイルランド 1店舗、スウェーデン 1店舗、ポーランド 1店舗、U.S.A. 17店舗、カナダ 8店舗
シンガポール 11店舗、マレーシア 7店舗、タイ 17店舗、インド 4店舗、オーストラリア 5店舗、インドネシア 7店舗、フィリピン 5店舗、クウェート 3店舗、UAE 5店舗、サウジアラビア 4店舗、バーレーン 2店舗、カタール 2店舗
本当にそこまで、ブランド力が低下しているのでしょうか。自分の妻も含め、「無印好き」はまだまだ健在のような気がしますが
無印は物づくりや日本ブランドなど様々な特徴があるが、

>人々に新しい生き方を提唱することが同社の強み(コア・コンピタンス
まさにそうだ。

たまたまこの商品がいいというよりも
MUJIの耐熱保存容器を買い揃え、常備菜を作り置きし、日々のお弁当や夕食が楽にかつ豊かになる。そんな変化をもたらすブランド。
値下げは基本的にブランド資産のキャッシュアウトです。(キャッシュアウトすらできないケースもありますが) そのキャッシュアウトが終わるとパタリと売り上げが止まるものです。
キャッシュアウトされ棄損されてしまったブランド価値を再び作るためには、少し新しいもので原点をブラさないものを時間をかけて再構築する必要があります。これには近道はないので、ダイエットとおんなじで地道に王道を行くしかありません…
無印は、西友のPBとして70年代後半に生まれ、40年以上の歴史。ブランドを持っているが、ブランドメッセージは初期と今では変わっている。
昔は『わけあって、安い』。安い、だけど必要なものを角ではなくシンプルに見直すことで顧客に安く届ける。今は『「これがいい」ではなく「これでいい」』。必要なものを高水準で達成していくために磨いていく。
ただどちらも普遍的なメッセージ。そしてそれを磨き上げてオペレーションと合わせることで長期拡大してきた。時代の流れと合わせた波はあっても、そんなに色あせるものでもないと思う。
https://ryohin-keikaku.jp/ryohin/
https://www.muji.net/message/future.html

興味がある方は下記などでも色々無印については値下げ・価格含めて書いてきたので、併せて。
https://newspicks.com/news/2627254
https://newspicks.com/news/3282210
https://newspicks.com/news/3554857
https://newspicks.com/news/4554875
無印の海外での認知は上がる一方だと思うし、国内でも安定していると感じるのでブームではなく、根付いたのではないでしょうか。

とりあえず品質がそこそこだからと無印で揃えることは多いです。洗濯をしなくていいから無印でとなってしまう。
違和感があるのは、日本の方が品質が高い、はどこまで有効なのかという点。無印は品質で戦えなくなったから価格を下げたのではないだろうか。

「海外での人権費の上昇、品質の維持と向上などを理由に、海外から日本に生産拠点を戻す本邦企業がある。世界の消費者は、わが国の基準に基づいたモノを求めつつあるといえる。より良いモノづくりを通して消費者の満足度を高めるために、“メイド・イン・ジャパン”は大きな武器となる可能性がある。」
良いものは高く売る。より良いものをより高く売る。
でも良いものは、人によって違う。趣味趣向や収入によって変わる。それぞれにとって良いものがあるといい気がする。
買った時に気持ちが上がる。
自社ブランド商品の「無印良品」および「MUJI」を展開。衣服・雑貨、生活雑貨、食品などのオリジナル商品を通してライフスタイルを提案。カフェ、キャンプ場運営や、住宅販売も手掛ける。
時価総額
6,910 億円

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