[ダボス(スイス) 22日 ロイター] - フランスのルメール経済・財務相は22日、国際課税ルールの見直しの進め方を巡り米国と合意できなかったことを明らかにした。

ただ米仏は、フランスのデジタル課税に関連する二国間の問題については年末までの「休戦」で合意。ルメール氏は、スイスで開かれている世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)でムニューシン米財務長官と会談し、フランスが年内はデジタル課税を課さないこと、米国は提示した関税措置を当面発動させないことで合意したと述べた。[nL4N29P3YP]

ルメール氏はその上で、「米仏はデジタル課税のほか、国際的な課税ルールについて世界的な解決を目指すことにコミットしている」と表明。23日にムニューシン長官と改めて会談すると明らかにした。

経済協力開発機構(OECD)では現在、国際課税ルールの見直しが進められている。